ケーザイのおはなし

2007年7月16日 (月)

住宅ローン SPAM in English





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて皆さんは、迷惑メールをよく受信されますでしょうか?私のところは、迷惑メールが実に多く来ます。

 おおよそ迷惑メールの文面は、アダルトが中心の、実にくだらない、コイツら本当にマトモな教育受けたのかよ!?という稚拙な文章のものがほとんどです。
 こういうくだらんメールに書いてあるリンクをクリックしてしまうことなんて、操作ミス以外にゃあり得ない!と思うのですけど、いかがでしょう。

 で、その迷惑メールについてなんですけども、実は最近、「住宅ローンが承認されました」という主旨の英語のメールがよく届くんですね。
 つか、キミら、なぜに私が住宅ローン契約に東奔西走したことを知っている!?(ンなワケない

 そういえば、こんな記事がありました。

「不動産バブルは2度と起きない」という神話 ビジネス - 宋文洲の単刀直入 :IT-PLUS

 アメリカでは既にサブプライム・モーゲージの問題が表面化され、下院では不動産ファンドを規制する議論が進んでいます。金余り現象が起こした投資がファンドを通じて不動産に入った場合、投資家は不動産のリスクが見えにくくなります。仲介業者はそのリスクが見えても手数料を稼ぐために目をつぶっているところは日本も米国も同じです。

 「サブプライム・モーゲージ」というのは、低所得者層に高利で貸し付けるアメリカの住宅ローンを指します。そのサブプライム・モーゲージが次々と経営破たん、あるいは事業撤退しているらしいのです。

 そもそもの話としては、低所得者層に高利で貸し付けるというのが貸す側にとっても借りる側にとっても実にリスキーだということはすぐにわかります。そう、「高利貸し」ですよ。ふつうは、どっちも自転車操業になってしまうはず。
 ツブれてもムリはないというものです。

 では、そもそもなぜサブプライムなる金融商品が生まれたか。
 それは、日本の '80 年代末のバブルと同じでしょう。つまり、不動産が居住用というよりも投機対象となってしまった。それがゆえに、高利でもカネを借りて住宅を買い、そして後で転売しようという不埒なもくろみです。

 そういう不健全なケーザイが長続きしないというのは、歴史が証明しています。でも、人はダマされちゃうんでしょうね。そして、冒頭で紹介したようなワケのわからん迷惑メールを送りまくる輩も出てくる。

 預言者めいたことを言うつもりはないのですけど、アメリカってそろそろコケるんじゃないかという気がしてなりません。
 そして、昔はアメリカがクシャミをすれば日本が風邪を引くと言われたものです。つまり、アメリカで起きたちょっとした経済(指標)の悪化が日本経済全体に少なからず影響を与えることがあるという意味ですね。

 我々日本人も、ひょっとしたらひょっとして(?)気をつけなくてはいけないかもしれません。







2007年6月20日 (水)

そして私は、会社を辞めた





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 前のエントリの続きです。

 実は私、6/1 から新しい会社に勤め始めました。まさしく「転職父さん」の面目躍如です。(?
 マンションのローンの審査前は転職の度に家族ともどもやきもきしていたものでした。でも、今は正々堂々と転職できます。

 もちろん、頻繁な転職について批判的な方々が今でも多くおられることは認識しています。それに対して「今は終身雇用の時代じゃないんだよ」とか「企業だって信用できないじゃん」とかとあらがうのも、しかし、それすら今や時代遅れと言ってもいいかもしれません。

 では、なぜこの期に及んで転職したのか。正直、私は前職に不満があったわけではありませんでした。それなりに責任ある立場を任され、そして上司・同僚・後輩からも慕われていました。
 転職した理由は、実は、今学んでいる MBA コースに関係があると言えるかもしれません。

 技術者一筋でキャリアを積んできた私は、経営的感覚を身に着けたいと思い、社会人大学院に入学しました。
 そして、そこで得られたものはけして入学前の私の期待を裏切るものではありませんでした。いやむしろ、期待以上の成果を獲得できたと思っています。

 私がそこで学んだものを実践に活かすとき、技術者という立場は、大げさに言えば「役不足」でした。
 さすがにこの歳にもなれば、おおよその技術的な問題は割とスピーディに解決できる技量が付きます。でも、私はそれでは不十分でした。もっとチャレンジングでありたい、もっとハードでありたいと。

 そこで、技術者からコンサルタントに転身したのです。
 もしかしたら、この選択は誤りだったかもしれません。でも、技術という元々のキャリアがあれば、ダメなときはどこか他でやり直せるという妙な自信があります。ある種のプラグマティズムのようなものでしょうか。
 むろん、転職したからにはコンサルタントとして認められるよう相応の働きをするつもりです。

 ということで、今週末 6/22 に 42 歳の誕生日を迎える新米コンサルタント(笑)に応援をいただけるようですとありがたいです。どうか、今後ともよろしくお願いいたします。







2007年3月31日 (土)

住宅ローン二題





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 もう3月末ですかぁ。早いですね。
 そんなところで、きょうはアメリカと日本の住宅ローン関連の話題を取り上げてみます。

 まずはアメリカから。

FRB議長「米景気に不透明感」 住宅ローン大量焦げ付きで-世界からのニュース:イザ!

 米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は28日、上下両院合同経済委員会の公聴会で証言し、信用力の低い顧客に高金利で貸し出すサブプライム住宅ローンの大量焦げ付き問題によって、景気の先行きに不透明感が増しているとの見解を示した。

 う〜む、アメリカも住宅ブームなんでしょうか。でも、日本とはちょっと趣が違うような気もします。

 アメリカの金利が日本のそれよりも高いということは皆さんご存じと思われます。そんな中で、「信用力の低い顧客に高い金利で貸し出す」なんて、ニッポンの町金みたいじゃあないですか!?
 金融機関の方も、なんで信用力の低い顧客に貸すかなあ、と私なんか思ってしまいます。

 思い起こせば、平成元年の頃の国内バブル期は住宅ローンの金利がとても高かったという薄ぼんやりとした記憶があります。なんで記憶が薄ぼんやりしているかと言えば、当時の私にはとても住宅ローンを払っていけるほどの経済力がなく、家を買うことなんて眼中になかったからなんですね。
 でも、そんな私にすら貸してくれそうな雰囲気はたしかにありました。

 そういうことを考えると、アメリカの住宅ブームとは実はバブルなんじゃないかと思えてしまうんですね。
 冒頭のニュースでは、FRB 議長は住宅ローンの焦げ付きで景気が悪くなるかもと心配しているようですけど、そんな景気なら早々にしずめてしまった方がいいんじゃないかと思ったりもします。

 では次に、わが日本の話。

新築マンション調査:借入額増、物件郊外へ…条件悪化 −今日の話題:MSN 毎日インタラクティブ

 リクルートが30日に発表した首都圏新築マンションに関する調査で、購入者の住宅ローンなどの負担が増えるとともに、購入物件が都心から郊外に流れるなど条件が悪化していることが分かった。都心部の地価上昇が背景にあり、理想のマイホームが遠のきつつある現状が浮き彫りになった。
 調査は首都圏1都3県で06年の1年間にマンションを契約した3536人が回答。平均年齢は35.7歳で、世帯年収は600万〜800万円未満が最多だった。

 もし横浜が郊外なら、私なんか上の調査でビンゴな層になっちゃうじゃあないですか。(笑

 たしかに、都区部の地価上昇がここのところ目立ってきていると言われています。これはひとえに、勤務場所が東京に集中してきていることと切り離せないと思うんですね。
 でも、私は東京に住みたいとは思いませんでした。そりゃあ勤務場所や遊ぶ場所から近い方がいいに決まっています。でも、なんかこう、いわゆる「アーバンライフ」がカッコいいと思えなくなってしまったんですね。

 私の頃のアーバンライフと言えば、代官山あたりに住んで、オープンカフェでお茶をして、郊外へは BMW を転がして行く・・・なーんて、もろバブルですよね。(笑
 今そんなことを言おうものなら、いやもうマジで引かれるでしょう、きっと。むしろそれって逆にヤボったい、ダサいんじゃないかと。

 住宅ローンの金利だって、実は今でもそんなに目立った上昇はありませんよね。地価だって、バブルのときみたいに右肩急上昇ってワケでもないでしょうに。
 まあ、たしかに気を良くした不動産会社が販売価格をつり上げているというケースはありそうですけど。

 そう考えると、これまで盛んに言われてきた「都心回帰」が、実は緩やかに分散し始めてるんじゃないかという気もするんですね。私の頃にはよく言われた「ドーナツ化現象」に似ていると言ってもいいかもしれません。

 いやあ、郊外もいいモンっすよ。私も今の横浜の地はとても気に入っています。品川くらいまでだったら駅間 30 分程度で行けますしね。それで不便を感じたことはありません。

 都心に住むことが本当に好条件なのか、考えてみるのも良さそうです。







2007年3月10日 (土)

住宅ローン控除が返ってきます!





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 先日、最寄りの税務署から還付金のハガキが届き、住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)をゲットすることが確定しました。いやあ、生まれて初めての住宅ローン控除、税務署との間を2往復しましたよ。でも、うまくいってよかったです。

 住宅ローン控除の詳細は国税庁のページをご覧ください。
 おおよその手続きとしては、確定申告書以外に、

  1. 家屋の登記事項証明書、請負契約書の写し、売買契約書の写し等

  2. 住民票の写し

  3. 借入金の年末残高等証明書


などが必要とこちらのページに記載されています。

 実は、私が税務署との間を2往復したのは、上記 1. に関してなんですね。
 「家屋の登記事項証明書、請負契約書の写し、売買契約書の写し等」って書いてあれば、どれか一つだけ持って行けばいいと思うじゃあないですか、普通。
 で、登記事項証明書をコピーして持っていきましたよ。そうしたら、売買契約書のコピーが要ると言われました。

 あわてて家に帰って契約書をコピーした上で再出陣。税務署はたいへん混んでいました。
 やっと提出の順番になると、こんどは登記事項証明書は原本でなきゃダメと言う。あたしゃキレそうになるのをこらえつつ、ちょっとゴネて見せました。「だって、さっき一度来たらコピーでいいって言ってましたよ!」
 係官は、渋々ながら申告書に受領印を押してくれました。

 そのとき、「後で税務署から連絡させていただきます」と係官から言われましたけど、結局還付金額が確定するまで連絡はなし。まあ、ウチは共働きで昼間は誰もいないんですけどね。(笑

 いずれにせよ、還付金が確定してよかったです。今年からは年末調整で済ませられますし。何よりも、月々のローン支払額を少し超える還付金を受けられたので、ちょっとしたお小遣い気分を味わうことができました。

 確定申告がまだの人は、急げ!







2007年2月25日 (日)

金利は上がったはずなのに、なぜ?





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 既に旧聞というツッコミ歓迎で、日銀が追加利上げを発表したのが 2/21 のことでした。追随するように、住宅ローンの金利、とくに長期固定型は上昇のきざしを見せています。
 その他、企業の借入などにも今回の利上げは影響すると言われているのは皆さんご存じの通りです。

 さて、ここからムズカシイ話をしますので、面倒くさいという人はご退席オッケーです。(笑
 通常、日銀が金利を上げると、円高に向かいます。なぜなら、資金をより金利の高い通貨に移動しようという動きが起きるためです。皆さんだって、より高い金利の預金、あるいは金融商品にお金を預けたいと思いますよね。
 ですので、世界の投資家たち(ディーラーやファンド・マネージャといった人たちも含まれます)は、円を買ってドルやユーロを売るという動きに出るはずなんです。
 では、円を買うための資金をどうやって調達するか。それは他の金融商品を売ることによって調達します。つまり、株とか債券、あるいは上でも述べたように他の通貨を売ることによってです。

 そんなこんなで、金利が上がれば円は買われて高くなる、そして逆に株は売られて安くなるという動きが通常は予想されます。
 さらに、円高になれば、日本の主力産業である輸出企業は経営が苦しくなってきます。なぜなら、例えばアメリカで今まで 10,000 ドルで売れていたモノの代金が円換算で 120 万円だったものが、円高になると 118 万円しか入ってこなくなったりするためですね。
 なあんだ、たった2万円の差か、なんて言うなかれ。これがたくさん重なればそれだけ儲けは少なくなります。

 しかしながら、今回は逆に円安かつ株高になったんですね。これはなぜでしょう!?

 答えは、日銀の利上げが「想定の範囲内」だったからなんです。このコトバを流行らせた人は今どう思っているでしょう。なーんてことはどうでもよく、利上げ幅はむしろ想定よりも低かったと投資家の皆さんからは見られたようです。

 実は、1月にも利上げ観測はあったんですね。ところがそれが見送られた。おまけに企業の不祥事やなんかが重ねて報道された。そんな中、とくに株式市場はちょっと弱気になりましたよ。
 しかし、2月になって利上げがされると、おおやっと来たかということで、みんな安心したんですね。遅くてもやらないよりはマシというところでしょうか。

 あと、ちょっと陰謀論めいた話をしますと、統一選挙を今控えているところですよね。そこでドカンと大幅な利上げをしてしまうと、有権者はそっぽを向いてしまいます。有権者にとっては、日銀だろうが政府だろうが、景気に悪影響のありそうな施策はノーサンキューですよ。そうすると、与党への票もガクッと減る。
 そういうあたりをおもんばかると、日銀もいわば「チキン」にならざるを得ませんね。政府との間にムダな波風は立てたくない。

 ということで、利上げ幅は小さく、株価は上がって、円安で輸出企業も潤うと。まさに三方得というところです。
 私の友人など、上で書いたストーリーを一気に読み切った上で、外国為替証拠金取引(FX)でドル買い、株式市場で輸出企業買い、輸入企業売りで短期間のうちにちょっとしたお小遣いをせしめたつわものがいます。

 しかーし、こんなメデタイことばかりも言ってらんない。現実問題としては、冒頭でも述べたような住宅ローン、あるいは企業借入、とくに中小企業のそれにジワジワとダメージを与えると言われています。
 おまけに、日本では株価が上がると金利も連れて上がるという統計的分析もあるらしいです。利上げのおかげでケーザイが落ち着いたからと言って安心してらんないかもしれません。







2007年2月18日 (日)

住宅ローンについておさらい





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 新しいマンションに住んで既に2ヶ月経ちました。生まれて初めての住宅ローン控除の確定申告も済ませました。

 そんな中、学校にマンションのカギを忘れた小4の子どもが 5F の自宅にベランダから入ろうとして転落死したニュースを見、同じ年頃の子どもを持つ身として他人事と思えないなあと感じているところです。
 わが家は 2F で、階下はロビーになっています。しかし、そういう問題ではありません。
 カギの扱いはセンシティブにならざるを得ないのはわかります。でも、子どもに、例えば管理人さんとのコミュニケーションの仕方などを教えておく必要があるなあと思っています。

 こんな話は実に残念です。でも、気を取り直して住宅ローンの話をしてみましょう。
 この blog は、「転職を重ねる人が住宅ローンを借りてマンション購入を実現できるか?」という趣旨で始まりました。そして私の場合、ラッキーにもそれは成功を収めました。
 しかしながら、ここまで来るのに紆余曲折があったのもまた事実です。

 マンションの契約の際に、住宅ローンが借りられないようであれば手付金没収という話も聞かされていました。そこで、いろいろローン商品を調べましたよ。その中には、IT 技術者なら金利が優遇されるものとか、あるいは転職後2ヶ月から審査がオーケーになるものとかもありました。
 とくに「フラット 35」は、審査開始の条件が比較的緩やかだったため、極めて有力な候補の一つになりました。「フラット 35」を採用したローン商品の中には、手続きを全てネット化することによって低金利を実現しているものもあります。

 しかし、住宅ローンについて考えねばならないのは、純粋な借入金額だけでなく、手数料・保証料その他がいくらくらいかかるかということです。つまり、トータルな費用を計算するということですね。この blog にお目通しの方にとっておそらくそれは常識と思います。

 私が「フラット 35」を検討する際、そこにあった「手数料」という項目にやはり着目しました。私が検討した「フラット 35」のローン商品は保証料ゼロを謳っていました。しかしながら、「手数料」が思いのほか高かったんですね。それと、「手数料」の内訳が契約前の段階で十分にディスクローズ(情報公開)されていませんでした。
 そもそも、何に対する「手数料」なのか。そして、それは借入額に連動するものなのかどうか。もしそうであれば、それは借入額に対しじっさいにどれくらいの割合になるのか。

 こうしたあたりの疑問の答えを見付けるべく Web やパンフレットをつぶさに調べました。しかしながら、明確な情報を得ることはできませんでした。

 やはり「一生の買い物」をするにあたっては、関連情報はモレなく、かつダブりなくでありたいものです。ちなみに MBA 用語では、「モレなく、かつダブりなく」を「MECE」(ミッシー)と言います。
 MECE を考慮した結果、最終的に大手都銀の住宅ローンに落ち着きました。むろん、審査は「フラット 35」よりも厳しいものでした。しかしながら、不動産屋さんの尽力もいただき、審査通過、そして借入にこぎ着けることができました。

 誤解を避けるために申しておくと、ここには、特定の住宅ローン商品をより強く勧めるという意図はいっさいありません。そして、ローンに関するリスク認識も借りる人ごとによって異なると思います。
 ただし、私の見方がもしどこかでちょっとでもご参考になってくれるようであればありがたいです。







2007年2月 6日 (火)

理事会代行サービス?





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 きょうは、マンション住まいの人にはちょっと興味深いニュースについてです。

マンション管理組合の理事会、管理会社の代行可能に - NIKKEI NET

 国土交通省はマンションの所有者でつくる管理組合の理事会に代わり、管理会社が業務の大半を請け負える新制度の検討に入る。所有者の高齢化や1人暮らしの増加によって理事会の役員を引き受ける人がいなくなると、計画的な修繕など適切な業務に支障が出る恐れもあるためだ。新制度を利用する管理会社には資格要件を厳しくして、トラブルの発生を未然に防ぐ。

 どうなんでしょう。それほど高齢化は深刻なのでしょうか。個人的には、新築マンションに住む身として今一つ実感がわきません。

 ただし、制度そのものは悪くないと実は思っていたりもします。というのも、高齢者向けと言うよりも、共働き世帯にとってより好都合だと思うんですね。
 とくにマンションのローンを支払い続ける場合、金銭的負担の軽減のために共働きをしているところは多いと察します。となると、まず平日の都合は付きにくくなります。
 あるいは、おおよそ理事会が週末に開催されるとしても、大事な週末はバカンスに費やしたいという世帯も多いことでしょう。

 あと気になる点があるとしたら、管理会社の財務状況をはじめとする信頼度、もしくはリスクでしょうか。
 修繕積立金を持ち逃げされたり、あるいは管理会社が破産して差し押さえに遭ったりというのでは目も当てられません。

 例えば、証券会社のように預かり金は信託銀行などに預託運用してもらうような仕組みがないといけないでしょう。

 現時点で既に、少なくとも管理費の徴収については、銀行引き落としで管理会社に落ちる仕組みが主流になっていると思われます。
 あとはやっぱり、管理会社による理事会代行制度が実現されるとしても、住民の意見をいかに吸い上げるかが最重要課題となるでしょう。
 もしネットを活用するとすれば、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)なんて使ってみると面白いかもしれません。ただし、全世帯がネットを操れるということを前提にするのもいまだ時期尚早とは思います。

 やはり、町内会と同じで、フェース・トゥ・フェースによる住民自治の主旨は尊重されるべきと思いますが、いかがでしょうか。マンション住民の方のトラックバックやコメントをいただけるようですとありがたいです。







2006年11月23日 (木)

頭金の全額払込みが完了しました!





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 きょう 11/23 は休日なのに、なぜか会社に行っていました。やはり年末は忙しいみたいです。でも、残業代は出ません。(泣

 そんな時期のさなかの先日、ついにマンションの頭金の全額振込が完了しました。
 頭金の金額は、合計 11,900,000 円になります。今となってみては、よくもこれだけカネが集まったモンだと思います。
 まあ、今年は家族みんなが好きな海外旅行もガマンして蓄財してましたからねぇ。

 さあ皆さん、私はもうスッテンテンです。私からおごってもらおうなどとはゆめゆめ思わないように。(笑







2006年11月19日 (日)

引っ越し見積り





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 Weekend MBA の講義に出席していて私が留守の時に、引っ越し屋さんの見積もりが来ました。
 全部込みで 90,000 円といったところです。
 応対したわが妻(関西人)は、「近場なんだからもう少し安くしてよ」と食い下がったようですが、ムリだったようです。まあ、そんなモンなのでしょうか。

 あとは、頭金の残金をン百万円払わねばならないのですが、最近の銀行口座は一日の振込限度額が 100 万円に限られていたりして、ものすごく不便です。
 まあ、振り込め詐欺対策というのはわかるのですが、

  • たしかに振り込め詐欺はセンセーショナルに報道されることが多いが、じゃあ ATM で振込金額を一律制限しなければならないほど多く発生しているのか?

  • 被害者の人にはたいへん申し訳ないが、少数派の振り込め詐欺の被害者、あるいは被害を受けそうになった人のためにその他大勢の利便が損なわれるのは果たして正しいのか?


と、疑問は尽きないところです。

 その他、いろいろ出費がかさみそうな予感がしています。あー、やっぱ引っ越しは大変だわ。







飲み会の翌日に有給取ったヤツ





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 先週、会社の飲み会の翌日にぬけぬけと有給休暇を取った男がいました。何を隠そう、私の直属の部下です。(汗
 それも、休む当日の 10:00 過ぎになって私の会社のメアド宛にメールをしてくるという悠長さ。これが新人クンならまだ許せなくもないですが、敵は 30 代もそろそろ半ばのいいおっさんです。(ちなみに独身)

 いやあ、翌日の出社時にはこっぴどく叱りましたね、役員(本部長)以下みんなに頭下げて謝ってこいと。というのも、私が彼のメールを役員を含む部署全員に転送してあげたからです。だって許せないでしょ、そういう休み方されるの。

 昔話は無粋ということをあえて承知でするなら、バブル期の我々の頃は深夜残業だろうが、あるいはそれこそオールだろうが、翌日にはサッパリした格好で定時出社してきましたよ。それがサラリーマンのあるべき姿だと本気で信じていましたから。

 でも、定時という制度じたい、今や時代遅れとすべきなのかもしれません。というか、勤務時間じゃなくて、きちんと測定できる活動量でシゴトというのは量られるべきものなんだと思います。
 そういったあたりのことをこのへんに書いてみましたので、気が向いたらお読みください。

 で、くだんの部下クン、役員や部長には割と鷹揚に接してもらったようで、実は私としても一安心でした。
 まあ、飲み会の翌日に休むのが仕事人としてクールじゃないということがわかってくれればそれでいいと思っていたので、結果オーライでこれからも仲良くやっていこうじゃないの、というところです。







2006年11月 1日 (水)

横浜のフリマに出店します!





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、早いもので、もう 11 月になりました。しかし、11 月とは思えないほどの暖かさです。
 この気候で、紅葉の進み具合はどんなかんじなんでしょうね。日光や嵐山といった名所はどうなんでしょう。

 そんな中、我が家は 11/3(金)の休日、横浜のフリーマーケットに出店します。やっぱ引っ越し前で、日頃使わないモノは処分しないといけませんからね。
 今、何を出そうかと家族であれこれ引っぱり出してきては考えているところです。

 フリマ主催者のサイトが落ちていて開けないのですが、11/3 10:00 頃から横浜駅東口のスカイビル 2F 広場のところにいる予定です。
 気が向いたら、ぜひお越しいただけるとありがたいです。Blog で顔写真も出していますので、もし「転職父さん」だと気付いたら気軽にお声をお掛けください。サービスがあるかも!?(笑

【補足】
 わが MBA 学友のお弟子さん(?)のバンド「ピストルバルブ」への応援依頼がありました。ここに Amazon 商品へのリンクを張っておきます。
 皆さん、CD 買ってあげてください!(笑

 なんでも、フジ系「ザ・ベストハウス123」にレギュラー出演するとか。将来有望ですね。ぜひ頑張って欲しいものです。







2006年10月21日 (土)

耳をふさぎたくなるような話が多くないですか





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、きょうも MBA の授業に行ってきました。

 きょうの講義のお題は「Logical Writing & Presentation」。そこで私は先生から文章の書き方を注意されました。いわく、余計なあいさつ文が多いと。例えば、このエントリの冒頭にある「さて、」とかですね。
 たしかにビジネス文書では余計な修辞は要らないと思いますが、少なくとも blog について私は文体を変えるつもりはこんごもありません。そこんとこヨロシクです。

 そんな日に、わが家族は隣のマンションに住む子どもの同級生家族を部屋に呼び、子どもたちは一緒に遊び、お母さんたちは世間話に興じていたようです。
 そんな世間話をかいつまんで妻が聞かせてくれました。なんと、その同級生のお父さんは現在失業中とのこと。

 お父さんの本職は料理人なのですが、転職後の勤務先で若造(表現が不適切な場合はお許しください)にコキ使われて頭にきて三日で辞めてしまったそうです。

 もちろん、そのお父さんの行動、つまり、三日で辞めてしまうというあたりは問題なしとはできないでしょう。就職市場において、上司が年下なんてことはいくらでも起こり得る話です。私もそういう経験を少なからず経てきました。
 しかし、そのお父さんはガマンがならなかったようです。やはり、長かった職歴なりのプライドもあったのだろうと想像されます。

 とはいえ、家計を支えていかねばならないというのは目の前に立ちはだかる逃げられない、そして乗り越えなければならない高いハードルであり、それは多少の辛抱をしてでもクリアしていかねばならないものだと思います。
 でなければ、せっかくの経験や知識、あるいは才能といったものを活かす機会すら失うのではないでしょうか。

 お父さんが失業中の間、お母さんが保険外交員をやって生計を立てているそうです。なんだか、身近でそういう話を聞くとやりきれない気分になってきます。かと言って、私がしてやれることは何もないのですが。

 私は、家族ができたときでも、守勢に入らずアグレッシブに生きてきたつもりでした。そして、それはこれからも変わらないと思います。
 しかし、そうしたくても叶わない人たちには、素直な哀れみを禁じ得ないのです。
 もちろん、私は恵まれているとか、あるいは運がいいとかと思ったことはいちどもありません。でも、食うに困らないくらいの収入があり、かつマンションのローンを払ったり MBA を受講したりしている隣で職探しに奔走している人の話を聞くと、なんだか耳をふさぎたいような後ろめたいような気分になってしまいます。

 私にとっては、料理人さんはナイーブな尊敬の対象です。TV エンタテインメント「料理の鉄人」(フジ系)が放映されていた頃は一所懸命観ていました。また、私が作るチャーハンは周富徳仕込み(?)だと勝手に思い込んでいます。
 そんな尊敬すべき料理人たちの就職市場が今どのような状況にあるかを知る術はないのですが、先のお父さんのような例を見るにつけ、本当に戦後最長の好景気とやらは続いているのか?と首をかしげざるを得ません。







2006年10月19日 (木)

新橋でインタビューされました。(笑





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、きょうはオヤジらしい(?)ネタを一つ。

 今週の火曜日、私と後輩は珍しく終業後に新橋まで飲みに出かけることになりました。
 新橋をご存じでない方のために説明すると、東京の中でも名実ともに「オヤジの街」と称されるくらいオヤジ率の高い街です。
 そして言うまでもなく、夜になるとオヤジ密度はよりいっそう高まります。

 そんなオヤジの街の JR 新橋駅前 SL 広場(なんと、オシャレと言われている東京都港区内にあるんですよね!)でぶらぶらしていると、来ましたよ来ましたよ、インタビュアーのおねえさんと TV カメラクルーとが。
 実は、インタビューの名所だったりするんですね。

 待ってましたとばかり(?)、私と後輩はインタビューに答えることになりました。

 インタビューのテーマは「パワハラについて」。パワハラとはパワー・ハラスメントの略です。
 上司が無理難題を押し付けたりすることによって部下が精神的に参ってしまう状態などを指すのでしょうか。

 まずは私の番。実はそのとき既に少しお酒が入ってイイ気分になっていたので、ずいぶん調子のいいことを言ってしまったような気がします。
 なんか、「パワハラやセクハラをするような人がもしまだいるとしたら、同じ企業人として恥ずかしいと思います」なんてエラそうなことを言ったような記憶が・・・。

 次に後輩の番。「いやあ、この人からいつもパワハラ受けてますよ」と私のことを指差して言わないかと内心緊張していましたが、「ウチの会社にパワハラなんてないっすよ〜。はっはっはー」と実に陽気に(?)答えてくれました。
 なんていい後輩なんだ。(笑

 さあ、これは放映されるんでしょうか。(謎

 その後、我々は再び新橋の街へと消えて行きましたとさ。おしまい。

 ・・・なんだかぜんぜん住宅と関係ないですね。すいません。
 まあしかし、新橋は割と安めでシブめのお店も多いので、住宅ローンを支払うオヤジたちにとってはまさに憩いの街なのかもしれません。







2006年10月14日 (土)

えっ、アフィリエイトで家が建つ!?





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、先日は「五反田カレーの会」という怪しげな(?)集まりに参加してまいりました。会については、詳細は Google などで調べてみてください。何せ濃い集まりなので、ここで詳細を書くにはちょっとスペースが足りません。(笑

 そこで初めて出会った某グローバル IT 企業の社員の方(仮にAさんとしておきましょう)は、ヲタク系のサイトを個人的にいくつも運営しておられるのですが、なんとアフィリエイト収入で家を建てたというからオドロキです!
 このスマッチ!は、アフィリエイト・バナーやテキストを貼ることが許されているのですが(スマッチ!スタッフの皆様、多謝です)、さすがに家を建てられるだけの収入にははるか遠く及びません。
 ちなみに私の場合、ローンの支払いの足しになるかどうかさえ怪しいくらいです。

 いかにヲタク系のコンテンツの人気が根強いかがわかります。

 Aさんのお話によると、ヲタク・コンテンツへのアクセスは日本のみならず、北米やヨーロッパからもかなりの数があるとのことでした。そこで、サイトもしっかり多言語対応されています。いやあ素晴らしい!

 スマッチ!も、海外進出しましょうか。(笑)そして、アフィリエイトで別荘だ!(謎







2006年10月12日 (木)

引越しと MNP





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、そろそろ引越しの季節がやってきました。いや、わが家族がです。(笑)マンションの引き渡しまで残すところ二ヶ月を切り、最終契約や引越しの案内が次々とわが家に送られてきています。

 でも、ちょっと気に入らないのは、引越し業者まで不動産屋が「ココ!」と特定してきているところなんですね。市場ケーザイ原理で安いところを選ばせろや!と、お笑いケーザイ学士(何)の私は当然のように思ってしまうワケです。
 おまけに、入居当日の引越しは仮に他の業者が一部入ってくるとしても、その指定業者が段取りを全て仕切るとのたまいやがります。ったく、社会主義国家じゃないんですからねぇ。そこんとこヨロシク頼みますよ、ホントに。

 で、話題をまったく変えて、皆さんは MNP というコトバをご存じでしょうか。
 MNP とは「モバイル・ナンバー・ポータビリティ」、つまり、今月に開始される予定の、ケータイキャリアを変更しても電話番号がそのまま引き継げるサービスのことを指します。
 もしかしたら、これを機にキャリアを変えたい、「引越し」したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

 ただ、MNP には意外な盲点があったんですね。

 それは、090 とか 080 とかで始まる番号は例えばドコモから au に変えても引き継がれますが、メールアドレス(メアド)が変わってしまうことに気付いてない人が意外に多いんじゃないか、ということです。
 いや、ひょっとしてそれは私だけなのかな?

 でも、ケータイの現代史(?)の話をすれば、昔は通話するだけだったのに、今やメールをやり取りしたり、Web を見たり、あるいはクレジットカードや電車の定期券の代わりになったりと、実に多くの機能を持つようになりました。
 そんな多機能なケータイの情報全てを、キャリア乗換えですんなり移せるものなのかなぁと余計な心配をしてしまいます。

 まあ、メアドなんかは転送用の別アドを持っていれば転送先を変えるだけでいいのでしょうが、他の機能はどうするんでしょうね。
 どなたか、ケータイ通のエロい人(?)のコメントやトラックバックをいただけますとありがたいです。







2006年10月 6日 (金)

内閣 2.0?





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、きょうの首都圏は強烈な雨風で、通勤途上ではビショ濡れになってしまいました。でも、明日は晴れるそうです。なんだかねぇ。
 まあ、週末が晴れるのでよしとしましょうか。

 今月のスマッチ!のお題「安倍首相!こんな住宅政策やってください!」にトラックバックしてみることとします。
 小泉さんから、いつの間にやら安倍さんにバトンタッチしていたような感もなくはない首相交代。首相になる前はけっこうタカ派だのナンだのと言われていましたが、首相就任後は意外にソツなく職務をこなせているようです。
 お隣の国々との間の雰囲気がちょっと不穏になってきていた中で、外交政策に注目が集まるのもまあムリはありません。

 ただ、ケーザイ政策はどうなるのか、あるいはどうするのかといったあたりは、未だちょっと不透明なところはあります。小泉さんの構造改革路線を継続するのか、あるいはそれによって生み出されたと言われている格差社会の是正に向かうのか。
 住宅購入者としても、目の離せないところです。

 アメリカからは、株価が 20 世紀末のネットバブルの水準を超えたという話も聞こえてきます。とうぜん、それは日本にも波及してくることでしょう。
 以前ここで書いたような記憶があるのですが、日本においては、株価と住宅ローン金利との間には正相関の関係があるそうです。
 まあしかし、株価が上がれば銀行も資金を増やす手段を広げられるワケで、そういう資金が住宅ローンに多く回ってくるようになれば逆に金利低下も期待できなくないと思うんですが、いかがでしょうか。

 そういえば、安倍さんのサイトを見ると「ようこそ! 安倍晋三(しんぞう)です。— 内閣官房長官 安倍晋三(しんぞう) β版公式サイト」と書いてあるんですね。ベータ版ですよベータ版!ビデオテープの話ではありません(古)。
 おまけに、そのサイトが plone で作られているという。

 うむ、なかなか Web 2.0 していますね。差し当たり、掴みとしては悪くないかな、と。あとは CGM(Consumer-Generated Media:消費者が発信するメディア)よろしく民意をくみ上げる仕組みができるとなお良いですね。

 安倍さんは、以前から blog を書いてみたりと、IT に関しては割と理解がある(スキルがある、という意味では必ずしもありません)という印象を私は持っていました。
 ぜひ、そうしたあたりを今後の政策にも活かしていってくれたら、と思います。

 例えば、一部自治体(東京都三鷹市など)では、高齢者の方々も IT に積極的に関わるという試みがされていますが、安倍首相の誕生によって政官財界の IT 化がより進めば、(あらゆるところの)お役所シゴトの合理化やコストダウンも進み、さらにそれが住宅ローン金利低下といったあたりにつながってくれればいいのですが、なんて思ったりもします。









2006年9月27日 (水)

植草氏が客員教授免職





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、先般より報道でも広く伝えられていた植草一秀氏の去就が決まったようです。
 詳細は、Living, Loving, Thinking さんが簡潔かつ的確にまとめてくださっています。
 しかし、植草氏が客員教授を勤めていた大学院の学生でもある私としては、いささか複雑な気分です。

 植草氏のプロフィール(Wikipedia より)を見れば、その輝かしさは一目瞭然です。「ミラーマン」事件で職を追われた際もわが校(と言っていいですよね?)が植草氏に再起の場を与えたのもむべなるかな、という気がします。
 そう、犯罪の前歴を凌駕するだけの功績と実力を持っていることが認められていたのです。

 しかし、植草氏はその期待を裏切る行為を犯してしまった。そしてそれが今回の免職という結果に至りました。

 植草氏の功績は、犯罪行為を通じてそれじたいの評価が減殺されることはないと思います。
 しかし逆に、犯罪を犯せばそれが認められる機会や地位、あるいは名誉といったものは大きく失われるという当たり前のことを我々は改めて認識すべきなのでしょう。

 姉歯元建築士の場合も同じです。構造計算書偽造事件を通じて彼が失ったものはけして小さくはないと思います。今や彼は、もう社会的に葬り去られたも同然のはずです。

 とはいえ、個人的には、植草氏の講義はぜひとも受講したかったと今でも思っています。その講義要綱を、せっかくですので最後に引用しておきます。

●国家経済戦略

担当教官:植草 一秀 (客員教授 スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役社長 学士(経済学)東京大学)

1980 年代後半以降の日本経済の変動は、現代経済における経済政策、経済外交、国家政策を考察するに際しての多くの示唆を与える素材である。日本のバブルの生成・崩壊、金融危機の深刻化は米国の経済政策、国家政策といかなる関連を有しているのか。政府と中央銀行の関係はいかにあるべきか。急速な高齢化社会への移行に際しての財政問題解決の手法はいかにあるべきか。重要なケース・スタディを通じて、経済成長、雇用、経済的規制、金利、株価、物価、為替レート、財政などの主要テーマに対する国家の対応について考察する。








2006年9月22日 (金)

MBA の授業はタイヘンだ!





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、先週末 9/16(土)から私の MBA 学生生活が本格的に始まりました。
 初日、私は始業時間を間違えてしまい、思いっきり遅刻しました。(滝汗)でも、私よりも遅く来た人がいたので、ちょっと安心です。(何

 講義は学生一人一人の自己紹介から始まり、その後はケース・ラーニングです。いやいや、もの凄い熱気です。一時も気を抜く間がありません。
 まるで元気な小学生たちの教室のように皆「ハイ!ハイ!」と挙手して発言をしようとします。もう、最初は圧倒されっ放しでした。

 先生は名古屋から出張して来ているので、初日の晩はウェルカム・パーティでした。パーティは、ちょっとした名刺交換会になりました。皆さん、いろんな企業から来ておられます。
 話題は自然に「MBA 獲ったらどう身を振るつもり?」という方向に流れました。(笑

 二日目にもなると徐々に慣れてきて「こりゃ言ったモン勝ちだな」ということがわかったので、ちょっとピントがずれていてもいいので私も積極的に挙手・発言するようにしました。
 昼休みも弁当を急いでかき込んでプレゼン作りです。休んでいる間などありません。でも、本当に充実した時間を過ごしていることが実感できます。

 その夜も飲み会に誘われたのですが、財布の中身が淋しくなっていたので、泣く泣く断念しました。

 明日は電車男があるから、早く帰りたいなぁ。







2006年9月17日 (日)

家からコンビニに行かなくなって久しくなります。





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、今外は雨です。九州の方では台風 13 号の影響でかなりの被害が出ていて、既に亡くなられた方もおられると聞いています。心よりお悔やみ申し上げます。

 して、台風を伝えるニュースの中で、カップラーメンを始めとする非常食がコンビニでたくさん売れていて、在庫が危うくなっているという話がありました。
 思い起こせば、阪神・淡路大震災のとき真っ先に物流ルートを確保したのは、当時ダイエー系列のコンビニのローソンだったというのは有名な話です。

 このように、もうコンビニは非常時の物資供給拠点として地域で重要な役割を果たしていると言えます。けしてトッポい少年少女たちの夕方から夜の溜まり場なんかじゃなくって。

 でも、うちの近所には、コンビニがないんですね。
 もちろん、歩いて十分くらいの最寄り駅の周辺にはコンビニはたくさんあります。でも、うちの近辺は、まるで周囲に取り残されたようにコンビニ空白地帯となってしまっています。
 とはいえ、今のところそれでとくに不便を感じたことはありません。

 よく、コンビニで思わず買ってしまうモノってありますよね。例えば急な雨のときのビニール傘とか。わが家の回りにコンビニがないにもかかわらず、なぜかうちにはコンビニで買ってきたはずのビニール傘が何本もあります。

 そういえば、ちょっと出掛けたときには出先の近所のコンビニを使うことがしばしばあるのですが、コンビニに行くためだけに家から出るということはまずないですね。
 でも、駅前のスーパーに行くためだけに出ることはあるのですよ。なぜなんでしょうね。少なくとも、私の独身時代には間違いなくコンビニを多用していたはずなのに。

 まあこんな、今やとてもコンビニの「お得意さん」とは言えないわが一家ですが、災害時には頼りにさせていただきますので、ひとまずよろしくお願いします。(笑







2006年9月 9日 (土)

おばけよりコワいもの





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、今月のスマッチのお題は「おばけと家」です。

 いやあ、私は霊感がまったくないのか、おばけってものにはてんで縁がないんですねぇ。オバQはよく TV で観てましたけどね。(笑

 でも、今の私にとっておばけよりコワいのはやはり住宅ローンの金利じゃないでしょうか。
 そりゃあコワいっすよ。
 だって、金利が上がるたびに、もしくは煩雑なローン申し込み手続きのたびにヒステリーを起こすわが妻のコワさといったらそりゃもう(以下略
 そして、その住宅ローン金利も、契約当時はゼロ金利時代で見積もり上では非常に安かったのが、今は違いますからね。

 実にお恥ずかしい話ですが、今さらのように先のエントリで触れた SBI モーゲージから資料を取り寄せたりしてます。おおっと、ローン契約の危機か!?

 ちなみに、SBI モーゲージは転職後勤続3ヶ月目からローンの申し込みが可能となっています。と、いちおう宣伝しておきます。そうすれば金利が安くならないかしらん。(謎

 FP ヒッシー、なんとかしてくれー!!(笑







2006年9月 1日 (金)

なんと、わが妻も転職!?





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、早いものでもう9月になりました。新学期の季節ですが、わが子の学校はきのう 8/31 から既に秋の授業が始まっています。
 先週末は子猫がわが家にやってきましたが、その彼も去り、わが子はちょっとさびしそう。

 きょう 9/1 は、私のいる関東地方では久しぶりにまとまった雨が降り、そして、気温がグッと下がりました。夏の装いをしている人は寒く感じるんじゃないでしょうか。

 そんな9月の初め、なんとわが妻が新しい勤務先に入社しました!
 前職時代は、ことあるごとにボスへの不満を愚痴っていたわが妻。「じゃあ転職したら?」と私が勧めたら、本当に転職してしまいました。いやあ、夫婦が似るとはよく言ったものです。(ちょっと違いますかね。笑)

 でも、妻の転職は住宅ローンの審査に影響しないので、わが家の生活そのものはさほど変わりはない予定です。妻も、転職初日をそつなくこなしたようですし。

 あ、宮脇さん、「転職母さん」の blog は書きませんから!だってわが妻はものぐさですので。(笑

 住宅ローンと言えば、最近金利は下降傾向にあるようですね。
 私の場合、そろそろローンの実行時期が近づいてきているのですが、そういう境遇でいつもおおよそのローン金利の目安にしているサイトがあります。それは SBI モーゲージのサイトです。
 トップページを開けば、そこには当月実行分の金利がデカデカと出ています。そして、その金利が9月に入って明らかに下がったんですよね。

 う〜む、これはどういうことなんでしょう。FP ヒッシーさんにきいてみようかしらん。







2006年8月14日 (月)

いやあ、ビックリしました。東京大停電





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、きょう 8/14 の朝、東京は停電で大混乱していました。
 地下鉄は止まるわ、交通信号は消えるわ、そりゃもうタイヘンだったそうです。お盆期間中でいつもより東京の人口が少なかったのがかろうじて不幸中の幸いといったところでしょうか。

 先に帰省しているカミサンからも、TV ニュースでも見たのか「大丈夫!?」とのケータイメールが。でも、私が普段通勤に使っている JR 線はとくに問題はありませんでした。
 会社も、停電によるダメージはとくになかったようです。しかし、他の知った会社のサイトにアクセスできなかったりと、思わぬところで影響が・・・。

 とはいえ、旧江戸川に掛かるたった1ペアの送電線が破損しただけでこれだけ広範な地域が停電になるなんて、いかに大都市の電力の供給源が貧弱かを思い知らされる出来事だったと言えます。
 また、あまり今回の報道を大げさにしてしまうと、テロリストに付け入るスキを与えてしまうんじゃないかと余計な心配さえしてしまいます。

 スマッチ!としては、「オール電化」住宅がこんなときどうなるかということをやはり気にしないといけません。
 いや、さすがに今回のような事故はごくまれだとは思いますが、電力会社がオール電化を推すのであれば、電気の供給体制もしっかりしたものにして欲しいとつくづく思います。

 あるいは、ケーザイ的に言えば、今回の件は、例えば東京ガスが推しているような家庭用燃料電池市場にチャンスを与えたかもしれません。

 ということで(何が)、これから私も帰省の支度に入りますので、blog はしばらくお休みです。皆さん、お元気で。







2006年8月13日 (日)

都市と地方の「情報格差」





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、きょう 8/12 からお盆の帰省の途についておられる方も多いと察します。でも、突然の雷雨で、都内では落雷で山手線が止まったりして大変なことになっていたようです。

 帰省の時期だからというわけでもないのですが、今回は表題の件について書いてみたいと思います。
 実は、スマッチ!編集の宮脇さんが書いていたエントリでずっと気になっていたものがあったんですね。
 それは、「200 万で家をつくろうと思った。」のららさんが上京されたというお話です。

 宮脇さんのエントリのどこが気になったか。ちょっとその部分を引用してみます。

IT は本来、地域差を感じさせることなく、情報をスミズミまで伝えることのできる技術であり手段のはずなのに、現状はまったくそうなっていない。その根本には教育やインフラの問題もあります。いわゆる「デジタル・ディバイド」というやつで、これには世代間格差も生じています。


 私は以前、もう一つ受け持っている CNET Japan 読者ブログで、「インターネットは情報格差を拡大させるのか?」というエントリを書きました。
 そのエントリを書いたのが今年の 4/19、そして先に挙げた宮脇さんのエントリが 5/31 と、「みたなー」という感覚ちょっとしたシンクロニシティを覚えたものです。

 じぶんの blog を引用するのはいささかこっ恥ずかしいのですが、書いたことを少し引用してみます。

 インターネットが情報の流通をより活発化させたことは間違いない。しかしながら、それによって既にあった(情報格差を含む)様々な格差を逆により顕在化させるという皮肉な結果がもたらされたのだ。
 例えば、サラリーマンにとっては、給与格差とか就労制度格差とかがより明白になったはずだ。そうすると、サラリーマンたちはより良い待遇を求めて都会へと移る。そして、地方に留まる人々は取り残されたような焦燥感に陥ることとなるのだ。


 過去、「ストロー効果」というコトバがありました。いや、今でも使われているのでしょうか。
 ストロー効果とは、都市部と地方をつなぐ交通網が整備されることによって地方から都市部へのアクセスが良くなると、地方の人々がもっぱら都市部に行って消費行動をする度合いが高くなり、地元経済は逆にストローで吸い取られるように衰退するという意味があります。

 インターネットがまだなかった頃、あるいはそれほど盛んに使われてなかった頃は、地方の人が都市の情報を得る手段はごく限られていました。
 しかし、地元で全てがまかなえるという(IT 産業で言う)エコシステム、すなわち「『協業と協調により複数の企業がパートナーや取引先、お客様とシームレス(継ぎ目なし)につながり、効率よくバリューチェーン(価値連鎖)を高め、共に成長していく』という仕組み」(日本 IBM のページより)が機能していたとも言えます。

 ところが、インターネットが広く普及することにより、地域の情報のカベが一気に取り払われた。
 となると、地方経済はいきおい都市部との競争を強いられることになります。だって、物流が細くてその分のコストが販売価格に転嫁されている地元商品を買うよりも、インターネット通販で都市部から送ってもらった方が安上がりのときもあるのですから。
 こういう状況は、まさにボディブローのように地域経済に打撃を与えていると言えるかもしれません。

 さらに、それが深刻度を増せば増すほど、情報格差もより顕著になってきます。
 というのも、生産者の側からすれば、やはり最も売れる販売ルートに対して「情報」を提供したいと願うはずですし、そしてそれが都市部にあるということであれば、生産者はもっぱら都市部に向けて有利な情報を供給するようになるからです。具体的には、競争による値引きや在庫状況、あるいは発注から入荷までのリードタイムといった情報などです。
 対して、地方のマーチャント(販売事業者)には、そういう情報が届きづらくなってしまいます。

 むろん、地方もそういう状況を手をこまねいて見ていたわけではなく、情報、いや、情報を持ち運んできてくれる「人」を呼ぶ努力を重ねてきました。
 しかし、そうした試みの数々が往々にして独断専行で、結果的に人を呼ぶことに失敗した例は日本全国のいたるところにあります。代表的なのは、財政再建団体を宣告された北海道夕張市などでしょうか。
 人を呼ぶためには人を入れるための「ハコ」が必要というのが今までのお役所的な考え方だったのは相違ないでしょう。ただ、そうして作られた数々のハコモノたちが地方財政を圧迫したのは想像に難くありません。

 とはいえ、せっかく情報のカベが取り払われたのであれば、こんどは人が情報を運ぶのではなく、情報が人を運ぶという発想の転換が必要なのでしょう。寡聞な私はまだその成功例を知りませんが、いずれ出てくるものと思われます。
 そのためには、財政や施策などを全国の、あるいは世界の人に対してクリアなものとする必要があるでしょうね。そうやって情報を発信すれば、それに引き寄せられるようにして人が集まってくることを考えるのが地方の情報政策のあるべき姿ではないでしょうか。
 そうすれば、場合によっては都市部を凌駕することだってあるかもしれませんよ。







2006年7月26日 (水)

宮脇さんが私をそそのかすんです。





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、きょうスマッチ!編集の宮脇さんとネット経由でやり取りをしていたら、私が先般よりエントリで書いてきた MBA の話になりました。
 「MBA の授業って、プレゼンをやったりすることもあるんだそうです。だからノートパソコンが要るんです」というふうなことを私が言っていたら、宮脇さんが「じゃあ Mac を買おう。KeyNote(プレゼンソフトの名前)はイイよ!もちろん Mac は中古とかじゃなくって最新の MacBook でね」なんて抜かしやがるんです。(笑

 「わーそんな出費痛いっすよ。だいいちウチの財務大臣が許さない(笑)。PowerBook G4 の中古じゃダメ?」「えー、それじゃツマンナイ!!やっぱ最新版の MacBook じゃないと。住まいも変わり、職場も変わり、こんどはコンピュータも変えるか!?(笑」

 まったく、他人事だと思ってノンキなものです。(笑

 ・・・さあ、私はめでたく Mac にスイッチし、より良い職場とより広い住まいとよりクールなコンピュータを同時に手にすることができるのか!?!?ってんで、今後の展開からは目が離せません。(謎

 とりあえず今週末は、子どもの学童のキャンプに参加してきます。







2006年7月15日 (土)

MBA を受験してきました!





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、きょう 7/15 は、何と名古屋商科大学の Weekend MBA(登録商標だそうです)の受験のために東京は丸ビルまで酷暑の中出掛けてきました。

 この大学は、客員教授に「ミラーマン」こと植草一秀氏を招へいしたことでも知られています。

 で、これと住宅と何の関係があるのか。
 実は以前、私は「キャリアをあきらめる」というエントリを書きました。詳細はそちらをご覧いただくとして、かいつまめば、住宅ローンをこれから支払っていく身として MBA の学費をねん出するのは難しいだろうという内容でした。

 ところが、転職を重ねるにつけ、やはり企業社会という場で認められるためには業務スキルは言うまでもなく相応のキャリアがモノを言うという現実に直面したのです。
 私は、あきらめ掛けていた「夢」を復活させることを考え、家族にもそれを伝えました。幸い、家族も理解してくれました。おそらく、MBA を修得していた方がまたしても転職する場合でもツブシが利くと家族も考えたのでしょうか。(笑

 まあ、まだ合格が決まったわけではありませんが(ちなみに発表は 7/18 の予定です)、合格したならば学費と住宅ローンとを支払っていく生活が始まります。でも、覚悟はできています。

 先日のサッカーW杯を最後に現役引退を表明した中田英寿選手も MBA の道に進むと言われています。また、アルファブロガーR30 氏も、中田選手のおかげで MBA というものががより広く認知されるようになるだろうと書いています。

 私も頑張らねば。







2006年7月 9日 (日)

ゼロ金利解除の思惑





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、まずはニュースの引用から。

日銀は 7 月決定会合でゼロ金利解除の公算=関係筋 - ロイター

 [東京 7日 ロイター] 関係筋によると、日銀は7月の金融政策決定会合でゼロ金利解除の決定をする公算が大きい。政府内のゼロ金利解除に対する風圧も弱まり、解除容認にスタンスを転換したとみられることも大きな要因になっている。日銀は、13、14日の金融政策決定会合を前に、株価急落などの市場の大幅な変動がない限り、ゼロ金利を解除し、0.25%の利上げに踏み切る見通しだ。利上げが実施されれば、2000年8月以来、約6年ぶりのこととなる。

 う〜む、住宅ローンを今後支払っていく身としては、実に気になるニュースですね。

 ですが、私はここに何か政治的な思惑があったんじゃないかと勘繰ってしまうのです。と言うと何だか陰謀論みたいなので、以降は話半分でお付き合いください。

 そもそも、ゼロ金利を解除するかどうかについては、当初はゼロ金利維持の意見が政府内では強かったはずです。証拠(?)のニュース記事はこちら。

財務次官「景気回復持続にゼロ金利望ましい」 - ロイター

 [東京 4日 ロイター] 谷垣財務相は、4日の閣議後の会見で、日銀の金融政策に関し、デフレに戻らないため、ゼロ金利政策の継続で経済を支えてほしい、との考えを示した。物価動向については、デフレは着実に改善し、デフレ脱却がだんだん視野に入ってきた、と指摘した。


それがここにきてなぜ 180 度変わったか。

 ありきたりの回答をすれば、例えば株価が落ち着いてきたとか、谷垣財務相の想定の範囲外(?)のスピードでデフレ解消の傾向が見えてきたとかいろいろあるとは思いますが、私は政府の方向転換のきっかけになったのは例の日銀・福井総裁の村上ファンドへの拠出「事件」だったのではないかと思うのです。
 この「事件」を経て、庶民は預貯金の低金利で苦しめられているのに日銀総裁の立場で儲けやがって、という世論形成がされたのはまず間違いありません。それが、ゼロ金利解除を後押ししたと言えないでしょうか。

 とはいえ、私もローンを支払う身でもありながら「預金者」でもあります。ですので、ちょっとしたディレンマに陥っているような気分ですね。
 あ、そう言えば、住宅ローンを今後支払っていかれる方は、ローンを支払いつつ貯金もできるくらいの資金計画を立てられることをおススメします。







2006年6月24日 (土)

梅雨の合間のお話





みなさん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さてきょうは、なかなか書けなかったことを一挙2つ3つまとめて放出(?)してみたいと思います。ちなみに、大阪には「放出」と書いて「はなてん」と読む地名があります。そう、「ハナテン中古車センター」のハナテンです。って、ぜんぜん関係ないですね。

W杯日本代表、お疲れ様でした!


 一次リーグ敗退という残念な結果に終わったサムライ・ジャパン。いろいろ反省材料はあるかと思います。オーストラリア戦で終盤の短い時間に逆転されたこと、クロアチア戦の柳澤選手のシュートミス、などなど。
 でも、GK 川口選手の好守や、ブラジル戦の玉田選手の目の覚めるようなシュートなど、良い材料もいくつもありました。

 ジーコ監督のやり方は「個の尊重」だったと思うのですが、「個」のレベルではブラジルのような列強にはまだまだ及びません。それでもなお「個」を重視するというのには、実は深い意味があるのですね。
 「個」が刺激し合い、研鑽し合うことによって、より高い「チーム」という意識が作られていくというもくろみがそこにはありました。「チーム」が「個」とそぐわないと思われる場合は、「チーム」を「コミュニティ」という言葉に置き換えてみるとよいでしょう。
 そう、ジーコの目指したサッカーは、まさに「コミュニティ・サッカー」だったんです。う〜ん、実に Web 2.0 的だ。(謎

 そんなジーコ監督も任期満了で全日本チームの監督を降りますが、次の監督(オシム氏が有力と言われています)にも、ぜひコミュニティ意識を大切にしたチーム作りをして欲しいものだと思います。

 で、W杯については、ベッケンバウアーが現役選手だった頃からのサッカーファンである私としては、トーナメント各国が威信を賭けて戦う様はぜひとも観たいと思っています。そしてきっと、日本選手もそこから学ぶところは多いはずです。だって、彼らは私なんかよりずっと強烈なサッカーファンであるに違いないのですから。

潮干狩りに行ってきました


 きょう 6/24 は、家族サービスで横浜海の公園へ潮干狩りに行ってきました。いやあ、梅雨の合間というのに強烈な晴天で、肌が真っ赤に焼けてしまいました。なかなか人出も多かったですよ。

 潮干狩りのスケジュール決めには、こちら「史上最強の潮干狩り超人」を参考にしました。おかげさまで、収穫も上々でした。潮干狩り超人さん、リスペクト!

 きょうは貝の塩抜きをして、明日以降はスパゲッティ・ボンゴレ・ビアンコとかアサリの味噌汁とか、貝料理が果てしなく続くことになります。(笑)いや、近所におすそ分けしようかしらん。

利殖は悪か


 連日のニュース、あるいは新聞各紙を賑わせている福井・日銀総裁の村上ファンド資金拠出問題。

 でも、率直に言うと、私は福井総裁の何がそんなに責められるべきなのか、よくわからないんですね。
 だって、日銀の総裁なんて、少なくとも私なんかよりはるかに高給取りでしょう。薄給の私でさえ株に投資したりしているんですから、それよりも可処分所得が大きいのがほぼ明らかな日銀総裁が利殖におカネを回すことなど許されてもいいんじゃないかという。

 とはいえ、日銀の総裁は、日本の金融制度をコントロールできる極めてミッション・クリティカルな地位にあるのは言うまでもありません。(住宅ローンの金利動向が気になる私としては、だからこそこんなところで福井総裁には辞めて欲しくないと思っていたりもします)問題は、村上ファンドに投資したことについて、村上ファンドが利潤を上げるために有利になるような政策誘導があったかどうか、という点に絞られると思います。
 でも、それは違うでしょう。
 日銀は、今年はじめに「量的緩和の解除」を決定しました。それ以降、現在に至るまで株価は下降気味です。むろん、ライブドア事件などの影響もあるかと思いますが、昭和〜平成に掛けての「バブル経済」の崩壊の主因とされた総量規制の記憶があるはずの人が、(もし村上ファンドを利するためなら)あえて株価を下げるかもしれない政策を打つとは考えにくいです。

 もちろん、村上ファンド、あるいは村上元代表の行為が罪深いのは言うまでもなく、市場の信頼を失墜させた責任を負う罰を受けるべきなのは当然です。でも、それに投資した人までが悪党呼ばわりされるのはどうも腑に落ちないのです。
 例えば、村上ファンドと結託してインサイダー取引の片棒を担いだとされるライブドア。ライブドアに強制捜査が入る前にそこの株に投資した人の中には小学生投資家もいたと言われています。しかし、堀江元社長が検挙され、ライブドアの不正が次々に暴かれていった中で、その小学生投資家に「学校を辞めろ」とは誰も言わないでしょう。

 それと同じ不条理を、昨今の「福田バッシング」を見ていて感じるんですね。

 どうやら、「投資」とか「利殖」とかといった行為は不埒だからやめなさい、という世論誘導がされている気がしてならないのです。
 マンションについても、私は純然たる居住物件として購入しますが、投資物件として購入する人もいることでしょう。あるいは私だって、将来何らかの事情によりマンションを売却することになるかもしれません。そのときはやはり、できるだけ高く売れたらいいと考えるはずです。
 そんな意思を持つことがもし悪とみなされるようであれば、全国の「資産」を持つ人(「資産家」という意味でなく)は、その処分の方法がひどく限られてしまうのではないかと懸念されます。そういう状態が健全な資本主義と言えるのかどうかは怪しいところです。

 まあしかし、この件についてはこれ以上話が長くなっても仕方がないので、別の機会に改めてエントリを書いてみようかと思います。



2006年4月16日 (日)

株価と住宅価格は比例するか?





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、きょうは首記のお題から、「今って買いどき?」かどうかを考えてみることとしましょう。
 株価については、いちばんわかりやすいモノサシは日経平均株価だと思います。そのここ半年間の推移はこちらのグラフをご覧ください。
 これを見ると、今年1月なかばの「ライブドア・ショック」のときは一時的な落ち込みがあったものの、その後は徐々に上昇傾向にあることがわかります。

 一般的に、株価が上昇すると株価上昇益(キャピタル・ゲイン)を当てこんで、資金が株式市場に流れ込むと言われています。

 ところが、先日の量的緩和解除以降、金利も上がる傾向にあります。
 住宅ローンを借りる身としてはとても気になるところなのですが、元々貯蓄性向=収入を貯蓄に回す割合が高い日本の場合、いっときは株式市場に向かっていた資金が高利回りを求めて再び預貯金に還流することが考えられるんですね。
 現に今、各銀行もこぞってこれまでの量的緩和時代には考えられなかった高さの金利の預金商品を競うように出してきています。

 となると、いままでオンライン証券取引をする個人投資家たちのおかげで活況だった株式市場が静かになってしまうことも考えられなくはありません。

 さらに先述のように、ライブドア・ショックから時間が経って株価は「戻した」、つまり上昇傾向が復活したとされていますが、実は東証(東京証券取引所)マザーズや大証(大阪証券取引所)ヘラクレスといった新興企業向け市場における株価はいまだ低迷しているとも言われています。
 先日上場廃止になったライブドアも東証マザーズに上場していたのですが、そうした新興企業向け市場は未だライブドア・ショックから抜け出せていないんですね。

 日経平均株価とは、東証1部上場の大企業 225 社の株価を平均し、その値に一定の乗数を掛けて算出されている数値なのですが、(企業体力の強い)大企業の株価はライブドア・ショックの影響をあまり強く受けなかったが、規模が小さい新興企業の株価はそのあおりをまともに食らったと考えることができます。
 そうすると、上でも書きましたが、キャピタル・ゲイン狙いの投資家たちの株式市場への関心が弱まり、参加者の数が減る=株価が徐々に下がるかもしれない、ということになります。

 なぜここまで株式市場について長々と書いてきたかと言えば、日本において、株価と不動産価格は相関関係にあると言われているからなんですね(出典はこちらの論文です。ちなみにここでは、長期的に見れば日本以外の各国でも株価と不動産価格は相関関係があるとされています)。それが最も顕著だったのは平成元年前後のバブル期のことでした。
 しかし、当時の不動産価格の上昇は、不動産が投資要件として扱われる度合いが高く、一部ではいちど購入した不動産や株式を担保に借金をし、そのカネを遣って新たに不動産を購入するといったことが繰り返されていたせいもありました。
 そういうふうにしてつり上げられた不動産価格が、純然たる居住用不動産、つまり家屋やマンションの価格に影響したのは言うまでもありません。

 こんご株価がさらに上がっていくのかどうかはなんともわかりませんが、証券アナリストなどの市場関係者はだいたい強気の見方をしています。また、量的緩和解除を経てインフレ傾向が出てくると、それが株価に反映されることも考えられなくはありません。
 となれば、バブル期ほど極端ではないにしても、株価と不動産価格が相関関係にあるとすれば、株価が上昇をし始めた今は「買い時」なのかもしれません。

 とはいえ、バブルがやがて崩壊したように、不動産も含めた資産価値とは上がったり下がったりするものだという意識をいつも忘れてはいけませんね。



2006年3月26日 (日)

年金について、改めて考える





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、私の住む横浜では桜もだいぶ咲きそろってきましたが、皆さんのところはいかがでしょうか。

 きょうは、家やマンションを購入する上で欠かせないマネーライフプランの中でも重要な位置を占めると思われる年金について触れてみたいと思います。
 まずは、こちらのニュースから。

年金加入記録、ネットで即時閲覧可能に・社保庁 - NIKKEI NET

 社会保険庁はインターネットを通じ、年金の加入期間などの記録を即時に閲覧できるサービスを近く始める。転職に伴って自らの年金の権利が手続きミスで失効したりしていないかなどを社保庁に問い合わせる人が増えているが、手間がかかるという不満も出ていた。

(中略)

 3 月下旬から社保庁のホームページで利用希望者を受け付ける。

(以下略)


んまあ、遅きに失した感もなくはないのですが、でも、遅くてもやらないよりはマシというコトバもありますので、これは素直に歓迎することにしたいと思います。

 でも、私くらいの年齢になると、今までの、あるいはこれからもしばらくは収め続ける年金(厚生年金)保険料よりも老後の年金給付の方が気になってくるんですね。今の国家財政、あるいは少子化の傾向の中で、本当に将来年金は支給されるのか?というのは切実な問題でもあります。
 とくに不動産を購入する場合、生涯収入の多くの部分を現役中にローンの支払いに持っていかれますので、支払いがほぼ終わる頃以降いかにして生活費を確保するかは非常に重要な点です。
 私の場合、とうぜんのことながらマンションの管理費や修繕積立金などは定年退職を迎えた後でも払い続けなければいけないわけですし。

 この話題は、きちんと論じようとすると非常に大きなボリュームとなってしまうのは間違いありませんので、できるだけ簡潔にまとめてみようかと思います。

 まず、私のようなサラリーマンが適用を受ける「厚生年金」ですが、年金の財源となる保険料の額は、サラリーマンの夫と専業主婦の妻、そして子どもが2人という「標準世帯」をベースとして計算されています。ここに、そもそもの制度の限界があるんですね。
 というのも、皆さんも既にお気付きかもしれませんが、標準世帯なんていまやむしろ少数派になりつつあるかもしれないんです。結婚しない人、結婚しても子どもをつくらない人、職に就く女性、あるいは逆に男女を問わず職に就かない人は間違いなく増えています。そうした「ライフスタイルの多様化」は既に否応ない現実として世の中にあります。

 こういう状況では、公的賦課制度、つまり若い世代が公的年金財源を支える制度がかなり怪しくなってきます。となると何をすればよいか。年金の財源を全て国家予算で賄うか、あるいは自分で若いうちに積み立てたおカネを老後に受け取れるようにするか、など、いろいろな検討が試みられています。
 現に後者の、つまり、自分の老後の資金は自分で若いうちから積み立てる方法は、アメリカの公的年金改革では真剣に討議された内容ですし、日本でも民間の保険会社が提供している年金保険はそれにあたりますね。

 このように、公的年金の将来に不安があると、厚生年金保険料を給与から強制天引きされるサラリーマンはさておき、自主的に年金保険料を納めなければならない国民年金は未納率が高まっているとも聞きます。
 それに対し、厚生労働省は保険料集めに躍起なようで、「国民年金の保険料を納めていない人に対し、市町村が国民健康保険証の利用を制限できる改正法案が、国会に提出された」という動きもあります。ついに強権発動ですね。
 でも、これはちょっと違うんじゃない?という気が私にはします。だって、例えば小・中学校の義務教育の場で教材費を納めないなら学校に来ちゃいけないなんてことを言おうものなら大問題になるはずです。でも、厚労省はそれと変わらない手で乗り切ろうとしているようなんですね。

 ・・・ああ、年金の話は、やはり長くなってしまいます。続きはまたの機会に。

 年金について、おススメ書籍を一冊紹介しておくこととします。非常に読みやすく、わかりやすく書かれています。






2006年3月22日 (水)

世代間のあつれき





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、きょうはアルファブロガーの小飼弾さんのエントリ「ヒト、モノ、カネより大切なもの」を読んで感じたことを書いてみます。

 たしかに、お笑いケーザイ学士の私としては、言うまでもありませんが経済を構成する三要素として「ヒト、モノ、カネ」があるということを叩き込まれるように教えられたものです。

 ですが、それをまず最初に聞いて感じたのは、「ヒト、モノ、カネ」なんて言う基準よりも「衣・食・住」と言う方がなんだかしっくりくるぞ、というあたりだったんですね。
 このスマッチ!では、その中の「住」についてとくに取り上げているのですが、小飼さんのエントリで言われている、「ヒト、モノ、カネ」よりも大切な「居場所」というのは、言うまでもありませんが、家などの物理的な居場所よりも社会的な居場所のことをとくに指していると考えるべきでしょう。

 社会的な疎外感を感じている若者たち、という言い方をすると実に月並みなのですが、じゃあなぜ若者たちがそういう状況に陥ることとなったかについて、小飼さんは「衣食が足りないということこそありえない・・・のに礼節をいつまでたっても学ぼうとしない『上の世代』」のせいと説きます。そして、そうした「上の世代」は、若者たちにとっては軽蔑の対象であるとも看破しています。

 私もそろそろ「上の世代」に属しつつある身ではありますが、そういう私ですら、通勤電車の中などで模範となると思えない行動、例えば口をくちゃくちゃ言わせながらモノを食べたり飲んだり、あるいは混雑時につり革を2つ、もしくはときに3つも占領したりといった行動を目にし、不愉快な思いをすることがあります。優先席付近でのケータイ使用など当たり前です。しかも、それをやっているのは明らかに私よりも(まさしく)上の世代の人たちなのですね。
 こういう人たちを見ていると、少なくとも若者たちが「上の世代」を模範とすることはできないだろうな、と思えてきます。また、軽蔑の対象となるという点も納得できなくはありません。
 2004 年の年金問題の際に現行賦課制度、つまり、若い世代が年金受給世代を金銭的に支える仕組みに関する議論が激しかったことがありますが、何も政策論議に頼らなくても、こういう身近なところにある「上の世代」への拒否感というのは否定しがたいのかな、とさえ思えてきます。

 でも、あえて「上の世代」に片足を突っ込んでいる身として弁解させていただくなら、私のように不動産を購入する身としても、やはり常に社会的な「居場所」の不安は正直あるんですね。
 こんご十年、二十年と住宅ローンを支払っていかねばならない中で、企業人事制度が以前とは変わってしまったためにローンの支払い期間中に安定した収入を確保できる保証は、実はどこにもなかったりします。もちろん、ごく一部の特異なスキルを身に着けた人は若干有利な立場にあるのかもしれませんが、それとて陳腐化、あるいは過当競争にさらされるリスクを抱えています。
 つまり、社会的な「居場所」はおろか、物理的な「居場所」さえも失う不安にいつもさいなまされているんですね。

 まあ、私はけしてそうは思いませんが、一部の「上の世代」の人たちにとっては、若者たちが抱いている社会不安を指して「親に養ってもらっているくせに贅沢抜かすな」ということになるのだと思います。
 そんなこんなで、結局産業社会の中で世代交代や権限委譲をスムーズに行わずに既得権益に固執し、パブリック・スペースではマナーが悪い「上の世代」と、そういう人たちを軽蔑してやまない若者たちとの間の社会的あつれきがこんごより増していくのかと思うと、悲しい気分にさせられます。
 最近よく話題になる「格差社会」の源は、実はこのあたりにあるのかもしれません。

 私はと言えば、できるだけ早く後進の皆さんに道を譲ってあとはのんびりとしたいものですけどね。

【追記】
 尾崎豊「卒業」、Pet Shop Boys "This Must Be The Place I Waited Years To Leave" など、我々の世代ではある場所、状態、領域から「離れる」ことがテーマになっていたような気がします。でも実は、逆にどこかに属していないと不安という気持ちもやはりあったんでしょうね。


2006年3月11日 (土)

量的緩和解除





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、皆さんも既にご存知のとおり、量的緩和が解除になりました。

量的緩和を解除 日銀が5年ぶり - FujiSankei Business i.

日銀は九日、政策委員会・金融政策決定会合を開き、量的緩和政策の解除を決定した。賛成七、反対一(一人欠席)の賛成多数で、物価の下げ止まりや景気回復を踏まえ、世界に例をみない「異常な金融政策」(福井俊彦日銀総裁)を二〇〇一年の導入以来五年ぶりに打ち切った。短期金利の誘導目標は「おおむねゼロ%で推移するよう促す」とし、ゼロ金利政策の継続も表明した。


 住宅ローンのお世話になる身としては、とても気になる話です。

 でも、なぜ量的緩和の解除が住宅ローンに、具体的にはローン金利にひびいてくるのでしょうか?
 そもそも量的緩和の前に「ゼロ金利政策」について触れておく必要があります。それには、本家本元の日本銀行のページをご覧いただきましょう・・・って、これがわかりにくいのナンのって。お笑いケーザイ学士の私が読んでみてもなんだかよくわかりません。(マジ

 量的緩和も金利政策も、基本的に日銀が民間の銀行(市中銀行)に融通する資金の調節の仕方を指しています。
 「銀行の銀行」である日銀から市中銀行が資金をより多く、しかもより安いコスト(これも金利ですね。「公定歩合」ってコトバを聞いたことがあるかと思います)で供給を受けられれば、より多くのおカネをこんどは企業や住宅ローンなどの貸付へと回すことができるようになります。
 銀行の商売の中心は貸付ですからね。

 そうすれば、世の中におカネがじゃんじゃん出回って生産と消費が盛んになり、ケーザイが潤うという構図です。

 その中でも、量的緩和とは、市中銀行が日銀に持っている当座預金の残高を多く積んであげることによって資金供給を増やそうという政策です。
 対してゼロ金利とは、市中銀行が資金を調達する短期市場(コール市場と言います)の金利を0%近辺に抑えるという政策です。

 まあ、あまりムズカシイ話を続けてもしょうがないのでわかりやすい話をさせていただくと、皆さんはテレビなどで造幣局で次々に刷られるお札というシーンをいちどは目にされたことがあるかと想像します。
 私など、幼い頃には「こうやってじゃんじゃんおカネが作られてどんどん出回ればみんな大金持ちだよな。なんでウチには回ってこないんだろう?」なんて思ったこともありました。(笑

 ところが、これを果てしなく続けておカネを必要以上に作ってしまうと、とんでもないことになってしまいます。
 というのは、お金が世の中にあり過ぎるとおカネの価値が下がってしまうのです。モノでも何でもそうなのですが、世の中、つまり市場にあふれてしまった場合は価値が下がります。
 おカネの価値が下がるということは、おカネを出してモノを買うときにより多くのおカネが必要になるという意味になります。例えば缶ビール1本1万円とかになってしまうという世界ですね。

 実は量的緩和は、これと同じようなことをやっていたんです。

 1990 年代の「バブル崩壊後」の「失われた十年」の後に「デフレ経済」がやってきました。皆さんも、ハンバーガーや衣料品などの「価格破壊」を覚えておいでのことと思います。
 デフレ経済においてはモノの価値が極端に下がり、企業がなかなか収益を上げられない状況が作られてしまいました。それでもしかし、企業は生産を続けなければなりません。そしてそのためには設備、およびそれを賄うための資金が必要です。大量生産・低収益の状況下ではそれは非常に厳しい問題となります。
 そこで、資金を供給しつつ、なおかつモノ vs. カネの相対的な価値においておカネの価値を下げる、逆に言えばモノの方の価値を上げる必要が出てきたのです。
 これは「インフレ誘導」とも呼ばれます。

 ここ数年間でやっと物価の上昇が見られ、量的緩和はいちおうの役割を終えたという判断の元、解除が決定されました。

 となると、おカネの出回り方をコントロールする手段は、あとは金利政策のみということになります。今はゼロ金利ですので、後は上がる一方という観測がとうぜん出てきます。
 冒頭の記事ではゼロ金利が維持されると書かれていますが、さすがに住宅ローンなどの長期資金では、言うまでありませんが今後数年〜数十年の金利政策の動向が勘案されますので、後々も考えればとうぜん金利は高めに設定されるだろうという予測ができます。

 ということで、住宅ローン金利はこれからは上昇一途なんじゃないかというふうに言われているんですね。

 でも、たしかにゼロ金利の現状では後は上がるだけかもしれませんが、もし仮に金利が上がったとしてもそれによって企業や住宅ローンなどの貸付が盛んでなくなる=借りる人がいなくなると銀行がヒマになってケーザイがさびしくなってしまいますので、極端な利上げはないと捉えることもできるかと思います。



2006年3月 2日 (木)

住宅ローンの審査に通りました!





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、もう先週末になってしまいますが、住宅ローンの申請書を提出していた某都銀(先日合併したところです)から審査通過の通知が来ました!
 いやあ、転職者でも銀行ローンの審査に通るものなんですねぇ。ちょっとした驚きです。
 とはいえ、私の場合は前職で3年以上の勤務があったこと(ということは、転職は今回だけではないということがわかりますね。笑)、そして転職後3ヶ月に渡って安定した給与の支払いがあったこと、さらには会社の規模や信頼度などが審査基準として認められたということを、マンション販売会社の担当者さんに教えてもらいました。
 まあしかし、そのあたりはよくわからない部分でもあります。本来は勤続期間3年以上などといった条件が付いているものなのですけどね。銀行のローン担当者さんの裁量によるところも多分にあるんでしょうか。

 今は、金利の動向が気になるところです。とくに最近、量的緩和が間もなく解除されるぞ〜という記事を盛んに新聞紙上などで見掛けます。

 量的緩和とはなんじゃらほい!?という方は、ぜひこちらのページを参考にしてください。とてもわかりやすくまとめられています。
 量的緩和は日銀の政策であることはこのページを見てもわかりますが、日銀は「銀行の銀行」とも呼ばれています。つまり、民間の銀行(市中銀行、という言い方がされます)に対して資金を供給する立場にあるんですね。
 わかりやすく言えば、その資金供給量を増やして市中銀行にいっぱいおカネの貸し出しをさせようってのが量的緩和ということになります。

 量的緩和がありがたいのは主に資金を必要としている民間企業と言われますが、企業だけでなく、私のように住宅ローンを借りる人にとってもありがたいものです。なぜなら、銀行におカネがいっぱいあるのであれば、多くの利息を取る必要がなくなるわけですからね。
 逆に言えば、量的緩和がもし解除されると、市中銀行への資金供給が減り、その穴埋めとして貸し出し金利が高くなるということも十分に考えられます。

 今回審査を通過した銀行ローンは、現時点での金利が固定で 2.5% なのですが、もちろん金利が決定するのは実行時、つまり物件の受け渡しの時になります。私の場合それは今年の 11 月末の予定ですので、まだまだ余談を許さないという気がしています。

 まあしかし、フラット 35 なども検討したりしていましたが、銀行ローンも借りられるということがわかってなんだかちょっとほっとしています。選択肢が多いに越したことはありませんからね。
 あとは FP ヒッシーさんのページ(なんだか「DJ ナントカ」さんみたいです)を見て勉強させていただくこととしますか。



2006年1月17日 (火)

偽装は証券市場にも!?





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、きのう 1/16 の晩の TV ニュースを駆け巡った「ライブドア 証取法違反の疑いで強制捜索」の報は、日本中に衝撃を与えました。
 きょうは緊急特集(何)として、この件について触れてみたいと思います。多少論説調になってしまいますが、予めご容赦ください。
 ライブドア、およびその代表者であるホリエモンこと堀江貴文氏の自宅が証券取引法違反(偽計、風説の流布)で家宅捜索を受けたニュースは、またたく間に日本中、あるいは海外にまで伝わった。
 既にこのニュースを受けて、様々な憶測が乱れ飛んでいる。

 証取法違反の疑義については、捜査当局の働きによる近い将来の真相究明が期待されるため、それの詳細についてはここでは触れないこととする。そもそも当事者でない私がホリエモン氏の行動を憶測のままにどうこう言うことは甚だ適切さを欠くものだ。

 だがしかし、ここで「やはり M&A はインチキだ」とか「ハゲタカファンドの運命はこんなものだ」という論旨(ちなみに、後者はあのナベツネ氏が発した言葉らしい)は、いささか的を外した意見とせざるを得ない。

 たしかに、ライブドアの企業買収戦略は、元々の「IT 企業」という形を離れ、金融、証券、中古車販売業という広範に及ぶ業種にまで手を広げるものであり、それをして「ライブドアのどこが IT 企業なのか?」という批判を招くことも多々あった。
 何を隠そう、IT 業務の現場に関わる私じしんも、同じ感想を抱いた者の一人だ。

 しかし、ライブドアの前身であるオン・ザ・エッヂが IPO による資金調達に成功したのは、ほかならぬ IT 事業の成果によるということは否定のしようがない。そして私は、ホリエモン氏がことオープンソースについて強いシンパシーを持っていたことも知っている。
 ライブドアおよびホリエモン氏は、オープンソース・コミュニティに倣った公平さ、オープンさ、そして何よりも既存の仕組みを変えてやろうという強い信念がその存在意義だったはずである。多くの人々、とくに若者たちは、そうしたやり方あるいはそれに基づいたホリエモン氏の生き様に共感し、支持を表明したのだ。

 しかし、現在のライブドアの連結売上高のセグメント構成、およびニッポン放送の買収劇の際にフジテレビとの間で行われた決着の仕方には「ん?」と疑問を抱かざるを得なかった。
 というのも、現在のライブドアは金融事業が連結売上の過半を占め、また、フジテレビとの間では「株式持ち合い」という極めて古典的な方法によって攻防劇の終結が図られたためだ。

 結局ライブドアとて、いくらホリエモン氏があらゆる場所にTシャツ姿で現れるという型破りなパフォーマンスを見せていたとしても、実は旧来の日本経済の構図に食い込みたくてしょうがなかったのではないかという観測がされてしまうのだ。
 そして、これが何も、新興 IT 企業においてはライブドアに限った話でないことは、皆さんの方がよくご存知だろう。

 とはいえ、本業を拡大するための M&A は今や経営手法の重要な選択肢の一つなのもまた事実である。企業が優れた生産設備や人員をできるだけ早く揃えたいときに、一から機械を導入したり、あるいは新人従業員教育を行うことはあまりにも時間が掛かり過ぎて効率性を欠く。そして、その間に生産性に優れたライバル企業に大きく水をあけられてしまうかもしれない。そんなときに、M&A は特効薬たり得るはずである。

 ライブドアのそれは、しかし、本業への集中と生産性の向上を目的としていたかどうかについて議論を待たねばならないところだろう。「ハゲタカファンド」なるおおよそ的を外した批判が適切であるとは全く思わない(そういう出まかせの批判はライブドアと「ハゲタカファンド」とやらの双方にとって失礼だ)が、ライブドアは何の会社なの?という素朴な疑問を投げ掛けたときにきちんと答えられる人が果たしてライブドア内部にすらいるかどうか、私はあくまで部外者ではあるが、怪しく感じられてならない。

 疑義の真実はいずれ明かされるとしても、疑義が掛けられたことじたいは大きな落ち度とせざるを得ないだろう。ここのところ価格が好調に推移していた株式市場全体に与える悪影響はうかがい知れない。また、構造計算書偽装事件のときと同様、これとて「氷山の一角」という声が既に聞こえ始めているのだ。
 ここ数年で、企業は「コンプライアンス遵守」に腐心し、それ専門の部署を設けるところも多くなってきた。しかし、今回のような形でコンプライアンスが脅かされるようであれば、それは市場全体、ひいては日本経済全体の信頼を揺るがすものであるということを、企業に関わる人全てが今肝に銘じるべきである。



2006年1月15日 (日)

金利、キンリ、ああ金利・・・





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、ここのところ、この Smatch! の中の「赤ちゃんが生まれて・・・迷いに迷ったマンション購入日誌」が最高に気に入っています。ビー太さん、おもろい!とくにこのエントリなんて最高!です。新聞のマンション関連の折込みチラシの重さを量っちゃうなんて、どうかしてます(笑)。今「住宅ブログ オブ ザ イヤー 2005」なんて企画をやっているのですが、私は自薦は抜きにして、ビー太さんに投票しちゃいます!

 して、タイトルのお話。
 度々の「週刊!木村剛」からになりますが、経済財政諮問会議の議事録なんてモノが紹介されてましたので、早速読んでみました。
 余談ですが、木村さん、経済財政諮問会議への URL を示してないのはワザとですかい?(笑

 議事録の中に、以下のようなくだりがあります。諮問会議メンバー・吉川洋東大教授のコメントより。

 「経済の現状認識」だが、まず、実体経済は基本的には順調に推移しており、政府も来年度実質 1.9 %の成長を見込んでいる。ただし、注意点としては、2006 年9月で現在の景気拡張が 57 か月になり、長さとしては戦後最長の景気拡張期である 1960 年代後半のいざなぎ景気と並ぶ。現在の景気は、一番いいパターンで設備投資に主導されて景気拡張を続けている。過去の経験則であり、すぐにどうということではないが、昨年度、今年度、来年度と設備投資の拡張が続き、来年9月にいざなぎ景気と並ぶころになると、循環的には 2007 年度に向けてどのようなことが起きるか、これは実体経済面で大変重要な注意点になるということを政府全体としても認識しておく必要があろう。ちなみに、財政再建との関連でもデフレの中で名目経済成長が注意されてきたわけだが、物価と並んで実体経済が順調に伸びていくことも非常に大切なことであると考えている。

(中略)

 名目成長率と長期金利の関係について2つほどコメントしておきたい。第1は、金利、とりわけ長期金利は市場で決まる価格であるということ。この点は我々すべてが認識すべきことだと思う。小泉内閣は「官から民へ」ということを唱えている。もとより、これは正しいモットーであると考えるが、それは市場というものを尊重することでもある。
 第2は、名目成長率が長期金利よりも高ければ、それだけ債務残高の対GDP比を下げることになる。そうした年が1年でも2年でもあれば、財政再建の立場からすれば助かるわけだが、長期的にはそうしたパターンを期待することはできない。理論的にも長期金利の方が成長率よりも高くなるのが正常な姿であり、また過去の事例を調べても、19 世紀以来、長期的には、先進国で長期金利の方が名目成長率よりも高くなるということが観察されている。


 ちょっと長い引用になってしまいましたが、要は、長期金利が経済成長率を上回るという趣旨です。それに対し、木村剛氏のエントリによれば、竹中総務相が「日本では歴史的に金利が成長率を下回っている」と主張しているとのこと。

 お笑いケーザイ学士(何)の私からすれば、過去における様々な政策は政府・官庁のそれだけでなく民間の企業経営計画においても「成長」が前提となっていたことを忘れるわけもなく、経済成長は順調であって欲しいと思うのですが、でも、吉川教授が言うように長期金利が経済成長率を上回るのであれば「ちょっとカンベンしてよ」という気分にもなったりするんですね。

 ですんで、住宅購入派としての私の立場では竹中氏を応援したいところではあるのですが、木村剛氏のエントリを読んでみると、以前竹中氏のブレーンだった木村氏と竹中氏との間の現在における微妙な温度差が垣間見えて、ちょっと興味深かったりします。(笑

 でも、住宅ローンをこれから長期に渡って払っていくわが身としては、そういう呑気なことも言ってられません。上場株式の時価総額がバブル期のそれを超え、バブル再来の声も漏れ聞こえる中、投資家でもある私は今後の経済動向が非常に気になります。ローン金利が上がっても、持ち株の価格が下がっても、どっちもわがケーザイにとっては痛手ですしね。

 ここはひとつ、経済財政諮問会議の動向を注視することとしましょう。



2006年1月10日 (火)

今、ゲーム理論がアツい!? (1)





みなさん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、私が懇意にしている H-Yamaguchi.net さんがゲーム理論について触れておられます。ゲーム理論とは、こちらのページによりますと「お互いの利益が行動・戦術によって決定されていくものにおいて、みなが最善を尽くしたときの現象解明」という意味になります。
 そこで、マンション購入におけるゲーム理論のケースを一つ作ってみました。ただし、いまだ作成途上です。
 というわけで(何が?)、イキナリですが、皆さんにお願いです。
 できましたら、当エントリに対する皆さんのコメントやトラックバックによって以降のストーリーを作り上げていっていただきたいのです。そういう共同作業を通じて、ゲーム理論という一風変わった学術用語、およびそれによって起きるかもしれない住宅購入需要について一緒に考えてみませんか?

 さあ、物語の始まり始まり〜。

 ある地域に住んでいる2つの家族。
 はじめの家族(A家)は、夫の転勤と一人っ子の小学校入学と同時にこの地に越してきた。アパート住まい。有価証券等の資産あり。
 もう一方の家族(B家)は、小学校・幼稚園の二人の子どもがいる。賃貸マンション住まい。共働き。
 小学生の子ども同士が同学年の友達ということもあり、家族ぐるみでお互いの住居を行き来するほどの親しい仲。

 A家とB家は、しかし、実はお互いに内心で密かなライバル意識を持っている。
 いつも、なんとかして相手方を出し抜いてやろうと思っていて、子どもの教育、家族が身に着けるファッション、妻の体型(笑)などをお互いに気にしている。
 ただし、今の親しい関係は壊したくない。

 さて、この地域に新築マンションが建てられることになった。
 A家は、この地に越してきて以来ここがとても気に入っている。できればここに住み続けたい。今のキャッシュポジションも悪くないのでローンの頭金くらいは用意できるかなと。
 B家は、代々のこの地域の住人。実家が手狭なので賃貸住まい。でも、どうせ家賃を払い続けるのなら分譲マンションの方がいいかも。商売を営む親からの資金援助もあるかもしれないし。

 ところが、両家のマンション購入の夢に暗雲が・・・。
 A家は、投資家である夫が持ち株の売却に反対。なぜなら、今は上げ相場だから。
 B家は、親からの援助が実はほとんど得られないことがわかった。なぜなら、大規模チェーンストアの地域進出による売上減が深刻だから。

 でも、根が見栄っ張りな両家の妻たちはとうぜん不満。さて、これから両家はどうするのか!?


 それでは、ゲーム理論に基づいたストーリーをお待ちしています。
 とくに興味深いコメントやトラックバックをいただけるようでしたら、別途エントリを起こすこともあるかと思います。そのため、このエントリのタイトルに (1) と番号を振ってあります。


2006年1月 8日 (日)

「格差社会」とマイホーム





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、ここのところ各所で「格差社会」に関する言説がかまびすしいようです。

 内容についてはそれぞれのリンク先をご覧いただくとして、私は、住宅市場にもこの「格差社会」が影響を与えているのかどうかということが気になってきました。

 おそらく、ごく単純な考え方をすれば「持てる人」と「持たざる人」の間の格差、あるいは「買える人」と「買えない人」の間の格差ということになるのでしょうが、実はそんなに単純じゃないんじゃないかという気が私はしています。

 上で挙げたような単純な格差は、実は平成元年の頃のバブル期にも取り沙汰されたことでした。
 ただし、当時の「持てる人」あるいは「買える人」の実態は、バブルが進むにつれて実はそのトップランカーたちが借金だらけの自転車操業だったという実態が明らかになり、それがバブル崩壊後の不良債権の山の源になったのは言うまでもありません。

 住宅を購入するときだって、大方の人は住宅ローンに頼る場合が多く、それが必ずしも今あるキャッシュから全て賄われるわけでないということが考えられます。
 となると、住宅を購入できるのが特段「持てる人」「買える人」の特権というわけでもなさそうです。まあ、それは私じしんの経済状況を見てみても明らかなわけですが。(笑

 では、住宅購入における格差、言い換えれば、住宅購入を決断するか否かの格差がもしあるとしたら、それは何なのでしょう。私はそこに、消費構造の多様化を見て取るのです。

 わかりやすいたとえを示してみましょう。
 私の家族が現在住んでいる 2DK のアパートの隣の部屋には、夫婦+ティーンエイジャーの子どもたち3人の計5人家族が住んでいます。そんな、けして小さいとは言えない所帯で 2DK のアパートではいかにも窮屈と考えてしまいますが、隣の一家はいつも楽しそうです。おまけに自家用車を複数台所有し、子どもたちは携帯電話でしょっちゅう誰かと長話をしています。(なぜそれがわかるかと言えば、わがアパートの室内は携帯電話の電波が届きにくいため、子どもたちが室外に出て話をしているところによく出くわすためです)
 駐車場代などを含めたクルマの維持費、そして子どもたちのケータイの通話料を合わせればかなりの出費になるはずで、家計への影響も少なくないでしょう。しかし、隣の一家は家族同士がとても仲が良く、毎週末にもなれば親子でクルマに乗ってどこかに出掛けています。

 要は、何に対して消費し、そしてそこから満足を得るかということが一様の基準で語れなくなってきたのではないか、ということです。
 一億総中流時代と呼ばれたころは、消費のパターンも均一化していました。逆に言えば、市場に供給されるモノやサービスが均一でしかなかったと言うことができるかもしれません。そういう経済社会では、均一な消費によって均一な社会が形成されることも可能だったでしょう。
 しかし、今やモノやサービスは多種多様な形で市場に供給され、消費者は常に取捨選択の判断を強いられています。その中で、ある人がAのモノを選べば、違う人はBのモノを選ぶといった選択の差が出てくるのは当然です。そうした差が、一部の知識人たちにとってあたかも社会的格差のように捉えられているのではないでしょうか。

 むしろ、消費者が各々の価値判断に基づいてモノやサービスを選択し、「分相応」の生活ができるようになるのであれば、総中流などと呼ばれていた時代よりもはるかに健全な消費社会であると考えます。

 昔は、それこそ「一国一城の主」という言い方で、マイホームを持つのが男の人生の目標だったように言われていたものでした。しかし、今やそういう意識も希薄になってきているのかもしれません。



2005年12月30日 (金)

住宅関係者の「協同」が偽装を防ぐ





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、暮れも押し迫ってまいりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 私にとっては、2005 年の2大イベント、そう、この blog のタイトルにもなっている「転職」と「マンション購入契約」が今年の、それも第4四半期に集中した重要なトピックでした。
 まず転職について触れれば、かなりの割合の企業が中途入社社員に対し3ヶ月程度の「試用期間」を課します。私の第4四半期は、まさにその試用期間に重なっていました。短いようで、長く苦しい3ヶ月間だったと思います。自分に「お疲れさま」と声を掛けてあげたいです。(笑
 でも、3ヶ月という期間はおおよそ的を射ていて、即戦力として採用された中途入社者が業務に馴染めるようになるまでに要する期間がほぼそれくらいだろうという観測ができます。もし3ヶ月を過ぎても責任ある任務に就けないとか、あるいは業務の内容がよく理解できないといった場合は、中途入社者じしんの適性、もしくは逆に社の制度や文化が中途採用者を受け入れられるほど成熟してないということを考えた方がいいでしょう。

 次に、マンション購入契約についてです。
 おそらくこれまでにも触れたかと思いますが、私自身は住宅購入についてとくに積極的というわけではありませんでした。ただ、私は今住んでいるところがとても気に入っていて、できればずっと住み続けたいと思っていました。
 そんなときに、このあたりでは珍しい新築マンションの出物があり、妻の攻撃(笑)にも折れる形で契約に踏み切ったということになります。
 しかし、転職後間もなくでローンの条件は大丈夫なのか?という心配は今でもあります。でも、そのあたりも目処が立ってきたという気がしています。年明け早々とはいかないかもしれませんが、来年の第1四半期中くらいには当 blog で皆さんに吉報をお知らせできるのではないかと思います。

 その他、悲しい話としては、年のはじめに祖母が亡くなったということがありました。子どもの頃田舎に行くと、イタズラをしたときはよく怒られました。また、パンにバターをとても厚く塗る豪快なおばあちゃんでした。そんな祖母も 90 歳で永眠の床に就きました。

 それでは、スマッチ!らしく、マンション購入の話へと戻してみます。

 今年の第4四半期は、姉歯事件が世間を不安に陥れた時期でもありました。姉歯元建築士だけでなく、分譲業者、コンサル、建設業者、民間検査機関と、日を追うごとに疑惑の対象は広がってきています。
 そんな状況の下、nikkeibp.jp の記事を見付けました。題して「姉歯ショック@耐震偽装問題」。
 この中で、興味深いことが述べられていたので記しておきたいと思います。

 建築士の業界団体で、日本建築構造技術者協会(JSCA) というところと日本建築家協会(JIA)というところがあることを、この記事を通じて初めて知りました。前者からはさらに「建築構造士」という資格があることも知りました。
 こういった業界団体は、ややもすれば仲良しクラブになることが多いのですが、両者ともそうはならず、今回の構造計算書偽造事件についても組織としての主張と対応策の表明をきちんと行っているところには非常に好感が持てます。業界団体が、団体を通じた業界全体のレベルアップを図っている好例と言えるのではないでしょうか。
 ちなみに、姉歯氏はどちらにも所属してなかったようです。まあ、業界団体への所属の有無が信頼の有無に直接つながるかどうかは疑いの余地のあるところですが、目安の一つにはなるかもしれません。

 民間の組織、業界団体と言えば、経済的な競争の下で形骸化してしまったり、あるいは逆に談合組織になってしまったりという話を時おり耳にしますが、JSCA と JIA は、健全な自浄能力を発揮しているように思われます。こうした形で業界団体が機能してくれるようであれば、民営化論議の際によく言われる、経済(コストダウン)偏重のためにサービスがおろそかになるといった非難を免れることができるのではないでしょうか。
 H-Yamaguchi.net の山口浩さんは「金もうけ主義は『経済至上主義』ではない」と看破しておられますが、まさにそのとおりで、競争よりも協同によってより優れたサービスが提供されるようであれば、消費者としても満足を得られるのではないかと思います。

 それでは、明日大晦日には私は『デミングの組織論』を片手に田舎へと向かいます。田舎では、パソコンのない生活をします。たまにはそういうのもいいものです。
 来年が、皆さんすべてにとってよい年となりますように。


2005年12月18日 (日)

住宅ローン「貸し渋り」の懸念





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 だんな、アメリカじゃ住宅ローンが厳しくなるんだナンだって言ってますよ。まぁ、次の記事を見ておくんなせぇ。あ、そのイーピン、ローンじゃなくてロンです、だんな。

米住宅ローン、与信厳格化・金融当局が通達へ - NIKKEI NET

 【ニューヨーク=豊福浩】米通貨監督庁(OCC)など米金融当局は今週にも、全米の金融機関に対して、住宅ローンの与信厳格化を求める通達を出す。元本返済を先送りするなど、貸し倒れリスクが高い 3 種類の融資が対象で、焦げ付きの続出や住宅投資の過熱を防ぐのが狙いだ。

 だんな、あっしにはね、「3種類の融資」ってェのがどんなのを指すのかわかんねぇんですがね、これって、昔のほれ、バブルってぇときにあった不動産融資の総量規制に似てると思わねぇですかい?
 あっしは覚えてますよ、だんな。ここんチにも書いてありますけど、総量規制ってぇのが始まった後にバブルが崩壊しちまったんですよ。そいでもって、不良債権の山ができちまったと。あ、だんな、あっしは別にだんなが銀座とか赤坂の飲み屋で作った不良債権の山のことをどうこう言うつもりはござんせんので。え、余計なコト言うなって?

 まあ、日本も昔はアメリカがクシャミをすりゃあ日本がカゼを引くなんて言われたモンですがね、あっしもだんなのハタラキがニブれば稼ぎも減るってモンです。じゃなくって、こんどの住宅融資規制が日本に関係あるかどうかなんですよ。
 アメリカじゃあ、2000 年の頃までのネットバブルのときってぇのはクレジットカード債務者が異常に増えちまって、チリも積もればナンとやらでケーザイ的な影響も見過ごせねぇなんて言われたことがありましたけど、今でも住宅の高騰が続いてるそうですよ。特にそれ、ネットバブルの頃に栄えたシリコンバレーなんてあたりじゃ不動産価格が上がりっぱなしって言うじゃないですかい・・・だ、だんな、なんで爪先立ちでクルクル回ってんですかい!?ああ、それはシリコンバレーじゃなくてバレエですよ、だんな。ツマラン冗談はおよしなさいって。

 でもね、だんな、日本の総量規制ってぇのは、どっちかと言えば企業用不動産の買占めをやってた地上げ屋ってぇ連中をシバる目的があったと思うんですよ。連中、買い上げた不動産を担保に借金をし、それでまた新たな不動産を買い占めるっていう。自転車操業ですよ、だんな。
 (と、ここでヒザを打つ)あっそうか、だんな、わかりましたよ。アメリカには、住宅用不動産を買い占める地上げ屋みてぇなヤツがひょっとしたらいるんじゃあないですかい?もしくはですよ、個人が投資目的で小粒な不動産を次々買い占めてるとか。で、それをヤッてるのがまだ少ないうちはいいんですがね、そういうのばっかになっちまうと、さすがにお上もダマっちゃおれねぇと。ね、どうですかい、だんな、あっしの考えは?

 あれ、だんな?だんな?あ〜あ、寝ちまってるよ。あっしがちょっと難しい話をするといつもコレなんだから。でもね、だんなのスゴいところはね、あっしがこういう話をすると、そのときはタヌキ寝入りをしてても、次の日にはもう行動を起こしちまってるトコなんですよ。明日だんながトットとアメリカに発っちまわないよう見張ってなきゃいけねぇな。



2005年12月 4日 (日)

金利は今が底?





皆さん、こんにちは。ふじたやすしです。

 さて、本日 12/4 刊の日本経済新聞 19 面「マネー入門 かりるなら」を見ると、最初のエントリで私が注目していると書いた公庫証券化ローンの金利が下落していることがわかります。
 具体的には、先月 2005/11 の金利が 2.501〜3.55% を指していたのに対し、きょうの日経新聞ではそれが 2.441〜3.50% となっているのです。ざっと 0.05〜0.06 ポイントの差であることがわかります。
 0.05〜0.06 ポイント差と言うと一見微少なように思われますが、数千万円という元本(住宅価格)に対する金利差としてはけして小さなものでないことは言うまでもありません。
 これはひとえに、昨今の円安の流れが影響していることが考えられます。
 一般的に、為替市場では金利の高い通貨が買われ、金利の低い通貨は売られます。したがって、円が安くなったということは、それだけ円の金利が他通貨のそれに比べて相対的に低下したという意味にもなります。
 ただし、為替市場のことを少しでも知っている人ならすぐにわかることと思いますが、円安の進行は輸入に掛かるおカネをより増大させることとなります。とくにこれから寒くなり、燃料の需要増が見込まれる中で、これ以上の円安は国内経済にとって打撃となることも考えられるのです。

 日本の低金利は、長きに渡って続けられた「量的緩和」政策によるものでした。そのために市中におカネが行き渡り、今や国内経済はちょっとしたバブル状態であるとも言われています。
 とはいえ、今の経済状況が仮にバブルだとすると、平成元年頃にあったそれとは明らかに趣を異にしている部分があります。
 それは、「富の偏在」が見られるということです。都市部や富裕層に「富」が集中する一方で、地域振興の不成功や、「年収 300 万円時代」と称される低所得者層の出現という現象が徐々に顕在化しつつあります。

 今回の G7 では、インフレ圧力が強まる可能性、そして金利上昇の影響への警戒についての言及がされました。ゼロ金利政策に基づく日本の量的緩和も、そろそろ見直される可能性が近付いてきたとも言えます。
 もし量的緩和の解除が行われるとすれば、これは、平成元年前後のバブル期を知っている私にとって、極端な言い方をすれば、平成2年初頭の不動産総量規制という悪夢を思い出させるものでもあります。ミスリードを覚悟で言えば、バブルの崩壊によって資産価値が目減りするにもかかわらずローン金利は上昇するという、住宅購入者には最悪の時代が訪れるかもしれないのです。

 私は、金利が安くなった今月中にでも証券化ローンの適用の検討を始めるつもりです。



2005年11月26日 (土)

住宅ローン金利を考えてみよう





皆さん、はじめまして。ふじたやすしと申します。

 さて、このたびここ「Smatch!」にて、不惑(笑)にして転職し、かつマンション購入という二重の暴挙(!?)に及んだ私めの体験をブログにつづることとなりました。
 まずは、この場を与えてくださった関係各位の皆様方にはここを借りて厚く御礼申し上げます。

 して、ごあいさつはこれっくらいにして、早速本題へと入りましょうか。
 あの「愛ルケ」で名をはせた(?)日本経済新聞の 11/20(日)刊 19 面「マネー入門」の「かりるなら」を見てみると、住宅ローンの金利相場が以下のように記されています。(11/21 時点、年、%)











住宅金融公庫固定型3.32〜3.57
財形1.54
銀行・生保変動型2.375
固定金利指定型 3 年2.400
固定金利指定型 5 年2.950
固定金利指定型 10 年3.700
固定金利指定型 20 年4.900
固定金利(公庫証券化)15〜35 年2.501〜3.55


 おそらく「Smatch!」をご覧の皆さんの多くは、住宅購入にあたってはローンのお世話になる場合が多いと勝手に想像しますが、そのときの金利は低いに越したことはないはずです。

 金利の固定/変動、あるいは固定金利の期間についての説明はここでは割愛しますが、私が購入を決定したマンションの営業マンの話によると、ローン金利は徐々に上昇傾向にあるようです。
 まあ、私も最初は、その営業マンの人がセールストークとして早く買わせるためにそんなことを言ってるんだろうと思っていました。しかし、上述の日経新聞の記事、あるいは住宅ローン関連のサイトを見てみると、たしかに金利が上昇傾向にあることがわかります。

 ムズカシイところは端折りますが、要は、これまであったデフレ傾向が沈静化し、逆にインフレ懸念が出てきたと言えるのかもしれません。
 ただし、私がまだまだ若かった頃(いや、今でも若いと思っていますが。笑)は、例えば物価などを通して生活感覚的に捉えられるケーザイ状況というものがあったと思うのですが、陳腐な表現を使うと、今の情報社会において経済変動の波は過去よりもより急ピッチに起きるようになった気がするのです。
 こうした状況が、サッと消費されてサッと忘れ去られる「財」を多く生み出しているとも取れます。

 でも、さすがに住宅はサッと消費してサッと忘れ去るというワケにはいきません。ましてやン十年とローンを払い続けるのであればなおさらです。
 ちょっとハナシがズレてしまったところがあるのですが、私が購入を決定したマンションは、実はまだローンの契約を済ませていません。というのも、入居予定が翌年 2006 年の 11/末であること、そしてプロフィールにもあるように転職後間もないといった理由により、ローン契約を結ぶには時期尚早、あるいは不利であるという判断があるためです。
 そこで、現在どういうローン戦略(そう、これは戦略ですよ、奥さん!笑)があるかどうか、もっぱらリサーチを続けているところです。

 私が個人的に着目しているのは、上の表にもある「公庫証券化ローン」です。金利も比較的割安となっています。これはどういうものかと言えば、公庫つまり住宅金融公庫がローンを証券化し、それを民間の金融機関やノンバンクなどに卸値で提供するというものです。そのため、公庫よりは若干金利が割高になっていますが、通常の民間金融機関の住宅ローンよりは割安です。
 ちなみにこの公庫証券化ローンは、公庫が将来的に廃止ないしは民営化されるための準備であると言われています。ということは、もし公庫がなくなってしまえば、元々の債権はそのまんまローンの借主と直接に相対する金融機関ないしはノンバンクに完全に移ってしまうということですね。

 ローンを払い続ける間にも、いろいろ試みていかなければいけない事柄はあります。子どもの教育費、自己啓発、あるいはもう少ししたら自家用車だって欲しくなるかもしれません。そうしたあたりのことは次のエントリで書いてみたいと思います。

 それでは、今後ともヨロシクお願いいたします。



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ふじたやすし

昭和40年生まれ。妻および小学生の子ども一人を持つ一家のオヤジ。社会人になって以来一貫してIT畑を歩む。40歳になった2005年に、人生ン回目の転職を敢行。しかも、マンション購入に踏み切る事態に……。


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